沖縄でも希少な伝統麺が神戸で食べられます
JR六甲道駅すぐ『木灰そば 太陽人』で沖縄そばと軟骨ソーキを食べてきました 神戸市
2020年にオープンした沖縄そばの店『木灰そば 太陽人(てぃだんちゅ)』(神戸市灘区)。ラーメン激戦区の六甲道で沖縄でも珍しい伝統的な麺、「木灰(もっかい)そば」を提供していると聞いて行ってきました。
場所は駅直結の「メイン六甲ビル」1階。突如現れる沖縄らしい外観は気になっていた人も多いのでは?
聞きなれない「木灰(もっかい)そば」とは、かん水が手に入りにくい時代に沖縄で生まれ、かまどに残ったデイゴやガジュマルの灰に水を溶きその上澄みで打った麺」のことを指すそう。有名な沖縄そばですがそのほとんどが沖縄料理店で提供され、そばを食べに行く店がないことに注目した店主の萩原さんが気軽に楽しめるお店をとオープンされました。
同店でいただけるのは、一般的な沖縄そばにあたる「木灰そば」や甘辛醤油ベースの「唐人(とうじん)そば」、日替わりに限定麺。ラフテーやソーキの単品注文も可能で、ビールもいいな~と色々悩みましたが、今回はランチとして「満足セット」をチョイス♪
まず登場したのが「ポークたまごおにぎり」。塩味控えめのスパムと分厚い出汁巻き卵のバランスが絶妙で、海苔の香りも豊か。優しい味わいなので子どもでも食べやすそう。
続いて木灰そばと軟骨ソーキが登場!
生姜の微かな香りでも際立つほど澄み切ったスープは豚骨と昆布でとったもの。脂は取り除かれ昆布出汁が上品に感じる滋味深い味わいです。
初めて食べる木灰そばは小麦と全粒粉の香りが豊かで、ツルツルモチモチした食感が堪りません!「うまいっすね!」とスタッフさんへ伝えているお客さんもいて、感想を共有できて嬉しくなりました。
気になっていた別添えの本枯れ鰹節は極上の味変アイテム。入れることでスープが完成し豚骨や昆布、かつお出汁が重なり深みが増します。極薄の0.01ミリに削られた鰹節は食べても口当たりが滑らかでびっくりしました!専用の機械でないとこの薄さは出せないのだとか。
スープを堪能したら卓上にある沖縄版タバスコのコーレーグース、島こしょうのピパーツもオススメ。華やかな辛みや独特の風味が感じられ幾度となく味変できあっという間に完飲してしまいました。
箸でほろっとほぐれる軟骨ソーキはボリューム満点!そのままでもそばにも合う絶妙な甘辛い味わいで口の中が幸せでいっぱいになります。ご飯とも相性抜群で実は「軟骨ソーキ丼」もメニューにあるそうですよ。
現在券売機にはボタンがない”隠れメニュー”になっていますが、スタッフさんへ声を掛けると購入できるそう。「型にとらわれることなく自由に好きなように食べてほしい」と話す店主萩原さんの温かさが印象的なお店でした。
詳細情報
- 場所
- 木灰そば太陽人
(神戸市灘区深田町4丁目1−39 メイン六甲1F 126号)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- ランチ 11:30~15:00
ディナー 18:00~22:00 - 定休日
- 不定休
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