1987年創業の紅茶専門店『tea room mahisa（マヒシャ）』はインドやスリランカ、ケニアなどの紅茶を楽しめるお店。岡本店は、岡本商店街の石畳通り沿いに、三宮本店、元町店に次ぐ3店舗目として14年営業を続けています。

マヒシャといえば、良質の茶葉から出した濃い紅茶にミルクをたっぷり入れて飲むミルクティーが創業時から変わらないスタイル。今回はスイーツの盛り合わせ『アソートプレート』と一緒に楽しんできました。

壁の写真の中には、オーナーの松浦さんがバックパッカーとして旅をしていた時のものも

路面店らしく大きなガラス窓から光が注ぐ席、奥には落ち着いたソファー席やカウンターもあります。

オーナーの松浦さんは若い頃、染色関連の仕事に就いていたところからインドに興味をもち、インドを始めさまざまな国を旅して歩いていたそう。帰国してチャイの店を開きたいと考えたのがマヒシャのはじまり。

当時紅茶好きは8%程度と言われていたそうですが、最近は特に男性を中心に紅茶人気の高まりを感じているんだそう。

「Tea in a mug cup～マグカップで楽しむ紅茶」690円（税込）

岡本店には、たっぷり4～5杯分楽しめるポットの紅茶の他に、手軽に楽しめるマグカップの紅茶があります。マグカップでも茶葉は多め、通常の約2倍入っているそう。

ゆっくりと3～５分待ち、茶葉を出し切ったらスプーンで軽く混ぜ、茶こしを引き上げます。そこにミルクを注ぎ、ミルクティーを楽しみます。とにかく茶葉を濃く出すのがポイント。もし濃ければお湯を、ミルクが足りなければ追加をお願いすることができます。

マヒシャでは、ポットの紅茶にもお湯のポットが別でつき、杯数を重ねたときは、カップにお湯を差して好みの濃さで最後まで楽しむことができます。

いただいたのはドアーズ（アタル茶園）、インド・アッサム州西部の茶葉です。ストレートでも飲んでみましたが、苦みはなく、香り豊か♪ミルクティーにすると更にコクが加わり、優しい味わいになります。

松浦さんは「紅茶は茶葉から出る出汁。そこにミルクを入れてスープにする感覚」だと言います。旅行に行くとその地でお湯を沸かし紅茶を入れ、地元の牛乳を入れて飲んでみるんだそう。

「アソートプレート」1,000円～（税込）
+50円で「mahisaの紅茶」のスコンに変更、ケーキは「きんかんのチーズタルト」をチョイス。
一緒に注文するドリンクの価格はー100円

「アソートプレート」はケーキとスコン、チャイのアイスクリームの3種盛りで、15時からのメニュー。今回はスコンを「mahisaの紅茶」に変更、「きんかんのチーズタルト」（2月いっぱいの提供）をお願いしました。

全粒粉を混ぜ込んで焼いたスコンは軽～い食べ心地。外側はカリっと、中から紅茶の香りがふわんと鼻を抜けていきます。「きんかんのチーズタルト」は、甘露煮にしたきんかんが絶妙♪柑橘の香りとねっとりとした甘さが、クリーミーなチーズとよく合い、ミルクティとの相性も抜群です。季節ごと頻繁に変わるケーキ目当てに通ってしまいそう。

産地や品質など選び抜かれた良質な紅茶を、肩ひじ張らずに気楽に楽しめる雰囲気が魅力のお店。ランチタイムのカレーも人気です。