あっさりだけど、奥深い!干し貝柱、鰹油のスープ
昭和通にあるラーメン屋『三日月』で「和風かも塩ラーメン」を食べてきました 尼崎市
ひときわ目立つ看板があり、前から気になっていたラーメン屋『三日月』(尼崎市)へ行ってきたので、その模様をレポートしたいと思います。
2022年にオープンしたお店で、秋に1周年を迎えられたばかりのお店です。店主は、神戸の高級中華店で30年以上腕を振るってこられたベテラン料理人。知人の紹介で尼崎で店を出すなら"ラーメン屋”がいいとのアドバイスの元、同店を始められました。
店内は、ラーメン店らしからぬオシャレで落ち着いた空間となっており、家族連れや女性1人で訪れるお客さんも多いのだとか。
同店は、素材にとことんこだわっており、特にラーメンの命である出汁は、朝引きの国産若鶏から長時間かけて煮込んで作られています。同店の看板ラーメンは醤油なのですが、今回は女性から大人気だという塩ラーメンの「和風かも塩ラーメン」と一品料理の「蒸し鶏」をオーダーしました。
「和風かも塩ラーメン」は、透き通ったスープに合鴨ロース、半熟卵、メンマ、ネギ、水菜がのっています。
まずは、スープからいただくとすっきりとした味わいの中に鶏と魚介の旨味がギュッと詰まっています。同店の塩ラーメンは、瀬戸内のあら塩と干し貝柱の出汁に鰹だし、さらに京都にある老舗鰹節店から取り寄せた"鰹油”が使われているので、さらに鰹の味が引き立っていました。
麺は、つるつるとのど越しが良い細麺で、製麺所と何十回もやり取りをし、店主の納得する今の麺にたどり着いたそうです。
スモークされた合鴨のロースは、肉厚で食べるごとに鴨の旨味が口いっぱいに広がりました。メンマもかなり極太で食べ応えがあり、野菜もシャキシャキの食感。ほんとに筆者好みの奥深いスープだったので、何度もレンゲでスープをいただいてしまいました。
こちらの「蒸し鶏」は、ももの鶏肉が柔らかくしっとりとした食感で、上にかかったナッツとの食感の違いも楽しめます。
これにかかっているタレが絶品で、同店オリジナルでレシピは門外不出。甘酸っぱくてあっさりしているのですが、コクがあるタレで、「タレだけ売ってほしい」というお客さんの声もあるそうです。"冷しゃぶしゃ”や"焼きナス”にかけても絶品とのことで、聞いているだけでよだれがでてきます♪
高級中華店で長年働かれていたので、ラーメンだけでなく一品料理も本格的な味わいのものばかり。以前、厨房飯として出していたという「満月炒飯」や「ふわとろ玉子ラーメン」も気になるので、そちらもぜひ味わってみたいです。
詳細情報
- 店舗
- 三日月
(尼崎市昭和通6-212-1)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 11:30~14:30、17:30~23:30
(金、土のみ27時まで営業) - 定休日
- 不定休
- TEL
- 06-7181-2010