舞子公園内にある近代和風住宅・旧木下家住宅（神戸市垂水区）で2月9日、恒例の「木下家住宅のひなまつり」が始まります。3月24日まで。

阪神・淡路大震災以後、姿を消しつつある阪神間の和風住宅のなかで創建時の屋敷構えをほぼ完全に残す貴重な建物として知られている同施設。もとは又野良助氏が私邸として昭和16年に竣工したもので、昭和27年に木下家（木下吉左衛門氏）の所有となり、平成12年に故木下吉治郎氏のご遺族から兵庫県が寄贈を受けたといいます。

同イベントは、木下家が所有していた昭和の雛人形を展示するもので、期間中は「御室流華月会いけばな展（3月1日～3日）」も予定されています。

また2月22日・23日には木下家と雛人形について話を聞き、お茶菓子なども楽しめるイベント「上巳の節供のお話」を開催。参加には事前申し込みが必要です。