姫路市内に京都の和菓子職人が手作りする「生わらび餅」を販売するお店ができたことをご存知でしょうか？昨年の12月にオープンしたばかりの『京都利休の生わらび餅 姫路店』へ取材に行ってきました。

お店までは山陽電鉄 広畑駅から歩いて7分ほど。看板メニューの「生わらび餅」と「わらび餅ラテ」が描かれた布看板が目印です。

同店は北は北海道、南は九州まで幅広く店舗展開していますが、県内ではこの姫路店が初出店。客層は20代の若者やシニア世代まで幅広く、地元を中心に多くの人から支持されています。

店内はすっきりとしたシンプルな店構えで、正面のレジで商品を注文します。レジ横に商品サンプルが並んでいるので、初めての人も量やサイズのイメージがしやすいです。

姫路店はテイクアウト専門のためイートインスペースはありませんが、商品完成までの待ち時間用に椅子が用意されています。そしてカウンターの上には「試食用」のわらび餅が！

ラテを注文したお客さんの待ち時間の間に試食できるよう置き始めたそうで、食べ比べをしてからわらび餅を追加購入するお客さんも多いそうです。

今回は、「生わらび餅 和三盆」と「わらび餅ラテ 抹茶」の2種類を試食させてもらいました。看板商品の「生わらび餅」には、希少な国産最高Aランクの本蕨粉が使用されているそうで、食べる前から期待が膨らみます♪

まずは「生わらび餅 和三盆」からいただくことに。一般的なわらび餅よりもサイズが大きく、たっぷりとまぶされたきな粉の香ばしい香りが食欲を掻き立てます。

「別売りの黒蜜をかけると、違った味を楽しめる」と黒蜜もいただきましたが、まずはこのままの味を堪能。口に入れた途端に感じるとろけるような口当たりが心地よく、「もはや歯なんて要らない」と思わせるほどの柔らかさに驚きました！

これが、最高級本蕨粉の味わいなのですね…。お店が掲げる「最高のとろとろ食感」の言葉に偽りなしです。

続いて「抹茶ラテ」をいただきます。こちらもわらび餅がとろとろで、ラテと一緒にスルスルと飲めてしまいました。抹茶の風味がしっかり感じられますが、さっぱりとした後味で飲みやすい！

さらに、最高級グレードの「雪月花」は、今回いただいた「和三盆」などの他のわらび餅よりも本蕨粉の割合が多いそうです。

そのため、やや値段が張りますが、その分時間をかけてじっくり練り込むなど、手の込んだ工程で作られているため、より弾力のある食感が楽しめるそうです。

お客さんからのリクエストで、オープン直後から「チョコレート味」のラテも新発売。チョコの甘さとわらび餅がマッチし、子どもたちにも好評だそうです。

「バレンタイン限定」のメニューも試作中だそうで、2月10日から14日の5日間限定で販売される予定です。最高級の本蕨粉を使用したバレンタイン限定メニューがどんなものになるのか、今からとても楽しみです♪