播州フレンチの確立を目指すシェフの料理に舌鼓♪
地元の新鮮な野菜が味わえるフレンチ『ル プティ バンシュウ』のコースランチを堪能 姫路市
姫路市御国野町深志野に昨年12月にオープンしたばかりのフランス料理店『プティ バンシュウ』に行ってきました。
オーナーの櫻井さんはフランスとオーストラリアで料理を学び、「地域のために恩返しがしたい」という思いから、地元である御国野町に同店を開業。「フレンチベースの創作料理を提供するカジュアルなレストランなので気軽にお越しください」とコメントしています。
中へ入ると広々とした空間が広がります。個室があるのでお祝いなどお食事会の利用が出来るようになっています。
今回はランチのコースを頂きました。あたたかい雰囲気のテーブルセッティングもGOOD。
アミューズは「姫路レンコンのキッシュ」パルメザンチーズとレモンの皮を削ったものがかかっており、爽やかな香りが食欲をそそります。生地の中に入ったレンコンのざくざくとした食感も楽しい一品でした。
パンは外がパリパリ、中がふわふわでとても食べやすく、料理の味を引き立ててくれます。こちらのパンも手作りで、お客さんに大好評なのだとか。
続いて運ばれてきたのは「漬けマグロと麦わら農園さんのリヨン風サラダ」。こちらはポーチドエッグを野菜に絡めていただきます。深志野にある『麦わら農園』の野菜を香ばしくローストしており、甘味や苦味など、それぞれの味わいがしっかり感じられました。野菜一つひとつの味をこれだけじっくり味わえる機会は中々ありません。
お次は「ホタテと深志野ポワローのポタージュ」。ポワローは日本で「リーキ」や「ポロネギ」と呼ばれている、甘みが特徴的なネギの一種です。なめらかでコクのあるポタージュで、ホタテとエシャロットのしっかりした味をポワローの優しい甘みが包み込みます。
メインの料理は魚かお肉か選べます。今回は特別に2種類とも試食させてもらいました。
魚料理の「真鯛のヴァプール」は、真鯛の底に敷いてある白ワインのソースがクリーミーな口当たりで、真鯛との相性が抜群。付け合わせはごぼうのフリットと紅芯(こうしん)大根で、紅芯大根は苦味の後に甘みを感じる奥深い味わいが楽しめました。
お肉料理は「黒豚のロースト」。フランスの伝統的な柑橘系のソースがかかっていて香ばしくローストされた豚と相性が良く、どこか懐かしさを感じるような味わいでした。
柑橘系のソースなのでパンにつけるとジャムのようになりパンを食べる手が止まらなくなりました。付け合わせは深志野産の安納芋。ホクホクとしてねっとり甘く美味しかったです。
デザートもすべてオーナーの手作り。アイスは軽めの食感なので食後にぴったりでした。アーモンドタルトにたっぷりのクリームとイチゴが乗った季節のタルトはクリームがあっさりしているので食後でも食べやすかったです。
「播州フレンチの確立を目指す」という思いから、多くの食材に播州のものが使われています。そのため、素材の新鮮さ、特に野菜の美味しさがとても印象に残る料理でした。
詳細情報
- 場所
- プティ バンシュウ
(姫路市御国野町深志野67-1)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- ランチ 11:00〜15:00
ディナー 17:00〜21:30 - 定休日
- 水曜日、木曜日
- TEL
- 079-241-8517
- 駐車場
- 20台
- 予約方法
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