現在、尼崎城（尼崎市）で『驚異の城郭精密復元模型　島充の世界展』が開催されています。

会期は、前期（1月3日～20日）と後期（1月21日～2月12日）に分かれており、城郭・古建築模型作家の第一人者として活躍している島充（しま・みつる）の模型作品と資料が展示されています。

現在会期中の様子

会期中は、当時の城郭を復元した「大坂城伏見櫓」「二条城寛永度天守」「岡山城天守」「福山城天守」「広島城天守」「福知山城天守」の6つのオリジナルの模型を展示します。

制作道具・資料を並べた作業デスクのイメージ展示

「尼崎城の鯱」は、今回の展示のために現存する鯱の欠け、傷などを再現して作成した模型のほか、島が実際使っている制作道具・資料を並べた作業デスクのイメージも展示。

前期の目玉は「豊臣大坂城」で、アシェット・コレクションズ・ジャパンから分冊百科として商品化が検討されている模型だそうです。また後期は、市販のプラモデルをジオラマとして作り上げた作品や、「熊本城」の天守付近が展示される予定。

担当者は「復元や再建された現在あるお城との違いや、実物では不可能な俯瞰で城郭精密模型を楽しんでもらえたら」とコメントしています。