自然とモダンが彩る淡路島の新たな冬のランドマーク
リニューアルオープンした『灘黒岩水仙郷』に行ってきました 南あわじ市
南あわじ市灘地区にある「灘黒岩水仙郷」は、“日本三大水仙群生地” としても知られる淡路島の冬を代表する観光名所。3年間にわたる改修工事を経て、このほどリニューアルオープンした同施設を訪れました。
『南淡路水仙ライン』沿いに建つモダンな建物。これが新しい「灘黒岩水仙郷」の施設建物です。この奥にある駐車場に車を停めて、いざ、水仙の咲く丘へ。
斜面に沿って整備された園路は壮観!全長215mあり、ゆっくりと歩いて所要時間は30分程度。園路は広くて快適ですが、若干急なので、登る際には歩きやすい靴がお薦めです。
山の斜面に群生する、白くて可憐な日本スイセン。記者が訪れた日は、七部咲き程度。明るい陽射しの中、海から吹く風に吹かれて踊るように揺れていました。辺りに甘い香りが漂います。
園路の最終ゴールは、施設建物屋上の展望デッキ。ここからは広々とした太平洋の海が一望できます。くにうみ神話で知られる沼島も見えます。
展望デッキから観光施設2階へ。こちらでは地場産品が販売されるほか、「ふくカフェTerrace」でお茶や軽食を楽しむことができます。
南あわじ市で大人気のカフェ「ふくカフェ」が出店して営む同カフェで、スペシャルメニューの「淡路島牛丼&淡路島カレー合いがけ」を頂きました。
淡路島玉ねぎと淡路牛肉をたっぷりと使用した「淡路島牛丼」は、本店の人気メニュー。歯ごたえの残る玉ねぎの風味と牛肉の旨味が、甘めの味付けにしっとりとなじみます。
淡路島玉ねぎに7種類のフルーツと数十種類のスパイスを加えてじっくりと仕上げた淡路島カレー。三度の“味変”が自慢のカレーは、最初は辛み、次にコク、最後は甘みで締めくくる深みのある美味しさです。
クロワッサン生地を使い高温で一気に焼き上げたワッフル「クロッフル」は、バターの風味がすごい!サクサクの食感は歯ごたえもしっかり。食べ応えある1品です。
オーナーの樫本善嗣さんは、「ロケーション抜群のこのカフェで、水仙郷のお客さまはもちろん、サイクリストやワーケーションなど、いろんな人にゆっくりとワッフルやコーヒーを楽しんで頂けたら」と話します。
施設の1階には、サイクリストのための駐輪場やトイレを完備。コイン式で使用できるシャワー室もあります。ユニバーサルデザインに重点を置いて設計された施設内は、各スペースが広々として車いすの人にも利用しやすい造りになっています。
同施設の開園は、水仙が咲き終わる2月末ごろまで。豊かな自然とモダンな建造物がすばらしいハーモニーを奏でる本施設で、一足早い春を晴れやかな気持で感じ取ることができました。
詳細情報
- 場所
- 灘黒岩水仙郷
(南あわじ市灘黒岩2)
GoogleMapsで探す - 開園時間
- 9:00~17:00(最終入園時間16:30)
- 入園料
- 大人(高校生以上)600円(税込み)
小人(小学1年生~中学3年生)300円(税込み)
※幼児(小学生未満)、南あわじ市民は無料 - 問い合わせ
- 灘黒岩水仙郷
TEL 0799-56-0720
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