ココでちょっとひと休み 心にほっと灯をともせる場所
摂津本山の一軒家カフェ『cafe tohka(トウカ)』の優しいごはんに癒されてきました 神戸市
11月にオープンした『cafe tohka(トウカ)』は、美味しいご飯やコーヒーを目当てに老若男女色々な方が立ち寄る一軒家カフェ。何やら興味深い活動もされているとのことで、取材に行ってきました。
お店は摂津本山駅から南東へ徒歩5分、住宅街の通り沿いにあります。この通りは震災前まで商店街だった場所。店主の森本さんのおばあちゃんはここで昔、駄菓子屋さんを営んでいました。
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ご実家だった一軒家を改装した店内は、木の風合いがとても温かい雰囲気。近くには学校や幼稚園もあり、ベビーカーを横に置いてカフェ利用されるママたちも多いのだとか。
ディスプレイ棚には、本好きの森本さんとその義父さんがセレクトした月替わりの「本の虫」コーナーが設けられています。取材日のテーマは「夏目漱石」。なんと漱石が下書きした原稿用紙のレプリカもありました。
壁には絵や書を展示することも。12月中は扇水書道教室の冨原扇水(とみはらせんすい)さんの詩文書作品『私のこの手』と一字書作品『昇』が展示されています。
2月にはアコースティックギターの演奏ライブを開催、さらに読書会も計画中と、お店を文化芸術に触れる場にもしたいと考えているそう。そんな森本さんのごはんは「美味しくてカラダに優しい」がテーマ。定番のガパオライス、2週間ごとに変わるメニューの2種類です。
今回は「ガパオライス」をチョイス。お皿が置かれた瞬間からスパイスのいい香り♪具材が何品目も入っているのが目でもわかります。
ひと口頬張ると、唐辛子がピリっと効いてバジルのパンチを感じる優しいエスニックテイスト。鶏もも肉とムネミンチが両方入っていて食べ応えも十分、カシューナッツの歯ごたえも面白いです。途中でライムを搾ると酸味が増してこれも合う!
付け合わせのさつまいものポテトサラダは好評で、テイクアウトを頼まれたこともあるほど。薬膳の考えも取り入れており、この一皿にはひじきやカシューナッツ、クコの実などアンチエイジングや美肌にもいい具材がふんだんに使われています。
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お味噌汁は鰹と昆布の出汁がしっかりと香り、ほっこり温まります。
パウンドケーキは、グルテンフリーの観点から米粉を使用。しっとりと仕上げるコツはレモン汁やキャラメルを使うこと、また攪拌の仕方にも気を遣うんだそう。
ハンドドリップで淹れるコーヒーは、パウンドケーキに合うようデザインしてもらったもの。深煎りと浅煎りのちょうど中間のような味わいです。
牛乳でじっくりと煮だしたチャイも、スパイスとコクのバランスが良く、ほんのり甘くてオススメ!
店名の”tohka(=燈火)”には「人の心に灯をともしたい。心に抱えているものを横に置いて、ひと息つける場所になれたら」という想いがこもっています。
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美味しいご飯や森本さんの好きが詰まったお店は、おばあちゃんの駄菓子屋さんのように、地域に溶け込んで長く残っていく存在になりそうだなと感じました。
- 場所
- cafe tohka(カフェトウカ)
(神戸市東灘区本山中町3丁目10-12 )
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