尼崎市にあるアートの発信基地『A-LAB（えーらぼ）』で、アーティスト・黒宮菜菜（くろみや なな）の新作個展「たましいのかたち　Soul Form」が12月9日より開催されます。2024年1月28日まで。

黒宮さんは “人間の死生観” に興味を抱き、小説や古代史に着想を得て幻想的な作品を生み出してきた気鋭の画家。同展では空間を往来する鳥、馬、船、さらに見えない存在を可視化する衣服の袖や領巾（ひれ）の揺れなど、古代から様々な形象に託されてきた魂のイメージを模索した作品が展示されます。

黒宮さんは近年、古墳時代の遺跡から出土した「少年」と「鳥」をモチーフに取り上げ、浮遊する魂のイメージを描いてきたそうで、今回は彼女の創作活動の新たな展開となる作品に出会える模様です。

会期中の1月21日には、作品の背景や思いをアーティストに聞きながら鑑賞できる「アーティストトーク」も開催。定員は20名で、メール（amalove.a.lab@gmail.com）での事前申し込みが必要です。