甲南山手の2号線沿いに『パスタとワインのお店 Piacere!』が12月1日にオープン。オープン前に一足早くお邪魔してきました。

piacereは”お会いできた喜び”という意味だそう

幹線道路沿いの通りに鮮やかな青いテントが映えます。ソムリエ資格を持つ店主の河地さんは「難しいことはさておき、ワインをもっと気軽に飲んでもらいたい」と、同店をオープンしたそうです。

世界各国のワインが揃う。グラス1杯660円～1,000円の予定

ワインは世界各国のインポーターから直接仕入れているそうで、味はもちろん見た目も重要と、ボトルやラベルも可愛いものばかり♪

「八百ちゃんトマトのミネストローネ風」

今回は3,500円のランチコース「PlanzoＣ（スープ、前菜とフォカッチャ、パスタ、メイン、ドルチェ、ドリンク）」を注文することに。

姫路の農家『八百ちゃん』のトマトを活かした、煮込みすぎないフレッシュなスープからいただきます。ところどころにいる紫の粒は、なんと “とうもろこし” でした！

「5種の前菜」
左上）カプレーゼ、中上）カポナータとゴールデンベリー
左下）白金豚のロースハムとみかんのマリネ、中下）ピクルス、右）サラダ

前菜は見た目も華やかで、一品一品が好奇心をくすぐられる一皿です。

「白金豚のロースハムとみかんのマリネ」マリネにはフェンネルのカブ入り

白金豚のロースハムは塩加減が絶妙で、みかんのマリネの優しい酸味がよく合います。フェンネルの香りも効いて美味しい！

カポナータはほんのりと甘く、ほのかにペリーラ（しその新芽）が香ります。野菜は素材ごとに火を通しているそう！初めて見るゴールデンベリー（ほおずき）は、少しクセのある甘いトマトといった味でした。

金時草やルッコラ、セルバチカといった香りの強い野菜が揃ったサラダは、トマトビネガーであっさりと。

「特製ボロネーゼ」

パスタは試作を繰り返したというボロネーゼをお願いしました。赤ワインたっぷりのフレンチのボロネーゼと洋食のミートソースの良いとこ取りだというソースは、しっかりとした肉感が印象的。合挽肉を一度ハンバーグにして焦がしているからなんだそう。

「Petit Pittacum（プティピッタカム）」

ペアリングにスペインの赤ワインを選んでいただきました。少し軽めなミディアムボディで飲みやすく、酸味と華やかな香りが、しっかりした味のボロネーゼによく合う！

メインは色鮮やかな黒毛和牛のうちひら（ももの内側）。オーブンで焼いては取り出して熱を浸透させる手順を繰り返し、火の通りを丁寧に調節しています。脂がほどよく、柔らか。ローストして甘みが増した梨と一緒に赤ワインソースをたっぷりつけていただきました♪

自家製ティラミスは、マスカルポーネだけでなくザバイオーネ、生クリームを使った贅沢な一品。口当たりが滑らかでとても幸せな気持ちに♪パティシエ経験もある河地さんは、最後のデザートの印象もとても大事にしているそう。

左胸につけているのはJ.S.A.のソムリエ認定バッジ

河地さんは現在25歳。15歳で料理の専門学校に通い、ホテルやフレンチ、イタリアンのお店で修業を積んできました。中でも芦屋の人気イタリアン『BOTTEGA BLU. 』ではスイーツのPOPUPを任せてもらうなど、貴重なビジネスの経験も出来たそう。

仕切りを使って個室にもなる6席と、カウンター4席、4名テーブル１つの全14席

シックな内装で落ち着いた店内。気の置けない仲間とのご褒美ランチや家族との記念日ディナーなどにオススメしたいお店でした。