明石城を桜が彩る さくらまつり開催

『明石公園さくらまつり』　明石市

　淡いピンク色の花弁が明石城本丸跡の櫓（やぐら）に彩りを添える人気の桜スポット明石公園で、今年も4月4日と5日に『さくらまつり』が開催される。「日本さくら名所100選」にも選ばれ、桜の開花期間中は例年約16万人が訪れるという。

　同イベントに合わせて、本丸の南東端に築かれた三層からなる「巽（たつみ）櫓」と天守閣が造られなかった明石城では最大の規模をもつ「坤（ひつじさる）櫓」の2つが同時に開放される。剣豪宮本武蔵（1584～1645年）が明石城内に「樹木屋敷」を造ったという記録をもとに、明石市が整備した「武蔵の庭園」では野点（のだて）茶席も設けられるほか、ダンボールで作られた甲冑の試着体験やさくらネイル体験にも参加できる。また、「戦国時代の語り部」として城の話や戦国時代の豆知識などを通じて同市をPRする女性2人組「春うらら組」によるステージ（4日）や、邦楽演奏サ－クル「カルテット夢」のパフォーマンス披露（5日）もある。

　約55ヘクタールの広大な敷地に約1,000本のソメイヨシノが咲き誇るなか多彩な催しが行われ、賑やかなひとときとなりそうだ。

詳細情報