このイベントは終了しました。
姫路ゆかりの文学作家が共鳴する創作の世界へ
姫路文学館 特別展「没後50年 姫路が生んだ二人の作家 阿部知二と椎名麟三展」姫路市
姫路文学館(姫路市)で2023年12月2日から2024年2月4日まで、特別展「没後50年 姫路が生んだ二人の作家 阿部知二と椎名麟三展」が開催されます。
昭和48年(1973)、昭和文学史に異彩を放つ姫路ゆかりの作家が相次いでこの世を去りました。日本的な抒情性と西欧文学の教養に裏打ちされた知性によって美とヒューマニズムを探り続けた”阿部知二”。その苛酷な体験をもとに社会の陰鬱とした側面を見つめながらも、人間の生き方に通底する「ほんとう」を追い求めた”椎名麟三”。
[ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
本展では、時代の動きに呼応し、刺激され、反発しながら活躍したそれぞれの作家人生と発表作を辿るほか、“姫路城”という共通テーマから阿部の短編集『城―田舎からの手紙』と椎名の戯曲「姫山物語」にも注目。戦後において阿部が土壌をはぐくみ、椎名が継承・発展させた姫路の文化振興の軌跡も取り上げます。
関連イベントには、 映画「冬の宿」上映会 ※特別展観覧券の半券が必要(2023年12月2日)、朗読会「ふたりの「姫路」」(17日)、担当学芸員による展示解説会(23日)、学芸員・玉田克宏による椎名麟三セミナー「椎名麟三の思想」(2024年1月13日)が予定されています。当日先着順、参加費無料。詳細および参加方法は公式サイトを確認してください。
来場者全員に朗読音声にアクセスできるQRコード付しおりをプレゼント。声優・速水奨さんが朗読する椎名麟三「美しい女」、声優・桂佑輔さんが朗読する阿部知二「冬の宿」をご自宅でも楽しめます。
<記者のひとこと>
阿部知二と椎名麟三、姫路ゆかりのタイプの異なる作家二人の多彩な軌跡を辿りながら、姫路にまつわる創作活動は見応えありです。
詳細情報
- 開催期間
- 2023年12月2日(土)~2024年2月4日(日)
- 場所
- 姫路文学館 北館
(姫路市山野井町84)
GoogleMapsで探す - 時間
- 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
- 観覧料
- 一般 700円、大学・高校生 400円、中学・小学生 200円、未就学児無料
※常設展示も観覧可 - 休館日
- 月曜日(2024年1月8日は開館)
2023年12月26日(火)~2024年1月5日(金)、1月9日(火)