“空に近いカフェ”として話題の『カントコトロ』（神戸市垂水区）。訪れてみると、空と海が見渡せる特別な場所でした。

JR「舞子駅」、山陽電鉄「舞子公園駅」から徒歩約5分の場所です

 マンションの最上階にお店はあります。エレベーターを降りると、かわいらしい扉を発見。 

器、お砂糖のスプーンまで、お店の雰囲気にぴったりなものが使われています

扉を開けると飛び込んでくる景色に目を奪われます。白で統一された店内は広々としていて明るく、柔らかな雰囲気です。

立派なグランドピアノとコントラバスも

虹の壁に雲のランプ。まるでファンタジーの世界に迷い込んだような気分になります。さらに目の前には… 

行き交う船や淡路島まではっきりと見渡せます

海にかかる明石海峡大橋！空もすぐそこです。

“天空の湖面”という意味を持つ『カントコトロ』。眼下に広がる美しい景観を楽しみながら雲の上にいるような空間でゆったりとした時間を過ごしてほしいと、店主の中村さんご一家が7年前にオープンしました。

雰囲気抜群のカフェですが、いただけるお料理も本格的なのです。 

「本日のパスタ／エビとネギのペペロンチーノ」900円（税込）※唐辛子抜きにもできます

フレッシュな青ネギとぷりっとしたエビの入ったパスタは、ピリリと辛い唐辛子がアクセント。モチモチした生パスタに上品な香りのオイルが絡んで食が進みます。「本日のパスタ」は約2週間ごとに変わりますので、どんなパスタが登場するかもお楽しみに。

「かきドリア」1,100円（税込）は冬限定（3月頃までの予定）、季節ごとに違うメニューに変わります

寒い時季に人気なのが「かきドリア」。表面はサクサク、中からはチーズがトロ〜リ。大きな牡蠣がゴロリと5つも入った満足感の高い一品です。バターとブイヨンで炊いたご飯に牡蠣を煮た牛乳を加え、自家製ベシャメルソースで仕上げるという手の込みよう。ご飯にもしっかりと牡蠣の風味が染み込んでいます。 

「カントコトロ」800円（税込）はお店の雰囲気にぴったりマッチした夢のようなドリンクです 

思わず、かわいい〜♡と声をあげてしまうこちら、その名も「カントコトロ」は、優しいピンク色のドリンクにふわふわの大きな綿菓子が乗った、コットンキャンディーソーダです。その様子はまるで夕焼けに浮かぶ雲のよう。 

綿菓子をちぎって食べてもよし、ドリンクに溶かしてもよし、意外とペロリと食べられてしまいますよ 

ストロベリー＆ピーチとカルピスソーダをミックスした味なのですが、甘すぎるかと思いきや、絶妙な配合で爽やかに美味しくいただけます。 

乙女心をくすぐられるドリンク。素敵な景色をバックに写真を撮りたくなること必至です。 

アイス＋手作りケーキ3種類から選べる「デザートプレート」700円（税込） も人気です

お子さんも歓迎のお店ですが、景色や雰囲気にテンションが上がるのは、実は大人のほうが多いのだとか。「美しい自然、空気、音楽に触れて、大人のファンタジーを楽しんでください」と中村さん。 

テラス席は、遮るものなく絶景を見渡せる特等席！

店内には絵本もたくさん置かれています。「絵本を子どもだけのものにするのはもったいない」と、大人のための絵本イベントを開催されたこともあるそうですよ。

大の音楽好きでもある中村さんがミュージシャンを招いて開催するライブも人気です

『カントコトロ』を訪れると、仕舞い込んでいた気持ちが解放されてゆく気がします。今度は雲型のソファに座ってゆっくり絵本を読むのもいいな。ワクワクする気持ちやトキメキを思い出させてくれる、素敵な場所です。