ほかにはないオリジナルの衣が人気の老舗串かつ屋『あさひ尼崎本店』。過去に一度訪れた時にそのおいしさに魅了され、ずっと取材したいと思っていたお店です。

お店は阪神尼崎駅近くの高架下にあり、ランチの開店と同時に席が埋まるほどの人気店。お客さんは地元の方はもちろん、SNSをみて訪れる方も多いのだとか。

その日その日に吟味して仕入れた国産の食材に、フワッと口解けも香りも良い"独特の衣”をまとった「串かつ」を味わうことができます。

「串かつ8本定食」1170円（税込）

ランチメニューは、トンカツ、チキンカツ、ビフカツなどの定食がありますが、やはり串カツは外せないので「串かつ8本定食」を注文しました。取材時の内容は、玉ねぎ、じゃがいも、なす、えび、わかさぎ、鶏ささみ、三度豆、牛肉といったラインナップ。

卓上にはウスターソースベースの甘口と、ピリッと洋がらしが効いた辛口の2種が用意されており、単独で使用したり自分好みにブレンドするのもおススメなんだそう。

まずは野菜の「なす」の串かつをいただきます。外の衣はザクザクで、中のなすはじゅわ～ととろける食感で、あっという間に口の中でとけてなくなってしまいました。

珍しい「わかさぎ」は、淡白な身の味わいと内臓のほろ苦さが相まって大変美味でした。

途中で付け合わせの「キャベツ」をいただくと、口の中がさっぱりして脂っぽさをリセットしてくれます。

「えび」は、身がプリプリとした食感で、甘口のソースとの相性もバツグンでした。

「牛肉」は、衣の香ばしい香りが食欲をそそり一口食べると、ジューシーな肉汁が口いっぱいに広がります。辛口のソースはピリリと少し辛みがあって、お肉とベストマッチでした。

ほかにも30種類以上の旬の食材を使った串カツがあり、取材当時は「鳴門金時」や徳島県産の「れんこん」、「サーモン」などのメニューが掲示されていました。

夜には、「但馬鶏のチキンカツ」や「国産牛のビフカツ」などの1品料理がリーズナブルな値段で楽しめます。さらに、お酒と合うだけでなく、ご飯と串かつなどの料理が楽しめる"夜ごはんセット”もあるので、おひとりでも家族連れでも利用しやすいお店になっています。