美味しいメゼを食べながらトルコ文化に触れて
六甲道にオープンした『SHAHMARAN(シャフマラン)』で本格トルコ料理 初体験してきました 神戸市
9月末にオープンした『SHAHMARAN(シャフマラン)』は、本格的なトルコ料理が味わえるお店。場所はJR六甲道駅から北東へ徒歩2分のところにあります。
オーナーシェフのフェティさんは、トルコの東アナトリア地方にあるエラズー県の出身。トルコの料理や文化をもっと知ってもらいたいと、このお店をオープンさせました。
看板に描かれているアマビエのようなイラストは、アナトリアに伝わるヘビの女神”シャフマラン”。賢くて優しい女神が店名の由来です。
4種類あるランチメニューの中から、今回は「メゼランチ」をお願いしました。”メゼ”とは前菜のことだそう。
まずはレンズ豆のスープから。トルコでは定番のスープで、材料や香辛料の違いこそあれ、どこの家庭でもよく作るんだそう。日本の味噌汁のような存在ですね!
豆の香りとコク、黒コショウと唐辛子のピリ辛感もあってとっても美味しい!フェティさんの実家の味を受け継ぎ、人参多めでバターも使っているので、少し甘めなんだそう。どろりとした飲み口で、これ一杯飲むだけでも小腹が満たされます。
サラダは塩味のあるベヤズペイニール(白チーズ)、スマック(酸っぱい香辛料)、オリーブ油のみのシンプルな味つけです。
ランチのメゼは4種盛り。メゼには冷菜、温菜と本当に色々な種類があり、複数の小皿や大皿に少量ずつ盛って、お酒のおつまみに、またパンと共に食べられるものだそう。同店のメゼは野菜や豆で作るのでベジタリアンにもオススメ。
この日のパンは「ラヴァシュ」。溶岩石のオーブンで何度も裏返しながら焼き、両面にバターを塗って仕上げます。
インゲン豆のオリーブ油煮込みはシャキッとした食感と塩味が特徴、ラヴァシュによく合います。焼きナスとヨーグルトのディップはニンニクが効いてこれも絶品!ヘルシーな豆のマリネ風はさっぱりとしていて、ラタトゥイユはお馴染みの味です。
追加料金にはなりますが「バラクラヴァ」は是非ともおすすめしたいデザート!パイより薄い生地を何層にも重ね、砕いたナッツを挟んで焼き上げ、甘いシロップをかけて仕上げた、オスマン帝国時代から愛されるトルコの伝統菓子です。
甘さ控えめを推奨する昨今にはなかなかない背徳の味。シロップがたっぷり染み込んだバターの風味豊かなパイ生地に、クルミの風味が効いています。小さいながら濃厚な甘さはくせになりそう。トルコチャイとの相性抜群です。
チャイというとインドのスパイシーなミルクティをイメージしますが、トルコチャイはミルクは入れず、ウーロン茶に似た濃い味わい。お好みで砂糖を入れて飲みます。トルコではチャイを何杯も飲みながら、いろんな話をして楽しむのだそう。
今後は、トルコの歴史や生活文化なども紹介できるような企画を考えているそう。色々なお話を聞けて、まるで旅行に行ったかのような体験を楽しむことができました。
詳細情報
- 店舗
- SHAHMARAN(シャフマラン)
(神戸市灘区永手町3-2-2)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 11:30~14:30(L.O.14:00)
17:00~22:00(L.O.21:00) - 定休日
- 木曜日
- 問合せ
- 070-8575-3588