初心者OK!自分で糸を選んで手織り体験ができる
三和市場の染織工房『tonari(となり)』で世界に一つだけの作品を作ってきました 尼崎市
長引く暑さが落ち着き、ようやく過ごしやすい季節になりましたね。そんな時は、何か新しいことを始めたくなりませんか?尼崎の三和市場でオリジナルのミニマットが作れる”手織り体験”をしてきたので、その魅力をリポートしたいと思います。
訪れたのは阪神尼崎駅から徒歩で約10分の所にある染織工房『tonari(となり)』。店主の北川さんは染織家としても活動されており、大阪芸術大学で染織を学んだ後、作業場兼工房を昨年の9月にオープンされました。
同工房では小学生以上から参加可能の「手織り体験会」(所要時間:2時間半)を月5回ほどのペースで開いています。親子で参加されて一緒に一つの作品を作り上げたり、体験会で手織りの魅力にはまり習い事として通われている方もいるのだとか。
工房の2階にあがると、大小様々な織り機が6台並んでいて、その大きさや精密さに圧倒されました。一番大きなものはフィンランド製で以前、店主の母親が使用していたものだそうです。
「体験会」では、横20cm、縦10~20cmの生地が作成でき、小物を置くマットにしたり、額に入れて飾ることもできます。まずはよこ糸選びで、好きな色を2~4種類選ぶのですが、今回は北欧をイメージしたグレーや青の糸をチョイスしました。
次に、選んだ糸をシャトルという道具の中にあるボビンにきつめに巻いていきます。
いよいよ織り機の前に座って織っていく作業です。右足で交互に二つのペダルを踏みながら糸の間に、シャトルを通していきます。最初の数回は、ペダルを踏む順番やシャトルの入れ方などを悪戦苦闘だったのですが、徐々に慣れてくると手が自然と動いてくれるようになり、自分でも成長を感じました(笑)。
一回いっかい織るごとに、生地が出来上がっていく様子を目の前で見ることができるので、気づけば10cmほど編み進められました。
そして、自分の織りたい長さまでくると、たて糸をきりそれらをさらに好きな長さに切っていきます。
今回は短く切り、筆者オリジナルのマットが完成!初めてだったので、端のほつれた所や、目の粗いところなど多少気になることはありますが、自分で最後まで完成させたという達成感で心は満たされていました(笑)。力加減や糸をいれる角度によって異なる織り方になるので、奥が深く手織りの"トリコ”になる方が多いのも納得です。
最近では保育園に講師として”染めのハンカチ作り”を教えたり、地域の方に呼ばれることも増えてきたそうです。また、工房の1階ではもっと地域の方に知ってもらおうと、コーヒーや自家製レモネードなどの販売もされそこで手織りの良さなどを伝えられています。
マルシェなどのイベントにも出店されていて、次回は12月23日、神戸の湊川公園で行われる「手しごと市」に出店されるので、そちらで店主の作品を購入することができます。ぜひ作品を手に取って、手織りの良さを実感してみてほしいです。
詳細情報
- 場所
- tonari
(尼崎市建家町89)
GoogleMapsで探す - 定休日
- 月曜日
(体験予約などの日程は公式Instagramをご確認ください) - 体験日(直近)
- 2023年12月3日(日)、10日(日)、12日(火)、16日(土)、24日(日)
- 参加費
- 4400円(材料費込み)
- 問い合わせ
- TEL 080-3849-8187(北川)
メール tonarinohoshiko@gmail.com