ABCテレビ（大阪府）制作の連続TVドラマ「たとえあなたを忘れても」が、10月22日よりテレビ朝日系24局で放送開始されます。

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ABCテレビが制作を担当する日曜よる10時の全国ネットドラマ枠の第3弾で、『ラスト・フレンズ』『純情きらり』などの作品を手がけた浅野妙子氏がオリジナル脚本で描く、【神戸の街】を舞台にしたヒューマンラブストーリーです。

撮影／御影公会堂　©ABCテレビ

ピアニストになる夢に挫折し神戸にやってきた主人公・河野美璃を演じるのは、地上波連ドラ初主演となる堀田真由さん。

神戸在住の従兄弟で心療内科医の遠山保（風間俊介）見守りの下、音楽教室のピアノ講師としてささやかな生活を送る彼女は、ある日帰り道の公園で初めて見かけたキッチンカーに大好きなメロンジュースがあることを知ります。

撮影／石屋川公園　©ABCテレビ

音大時代の奨学金返済を抱える美璃にとって、そのメロンジュースはちょっと手の届かない高級品でしたが、大事な予定が控えたある日、美璃は景気づけに購入を決意。

この一杯が美璃に、店主・青木空（萩原利久）の微笑みと、何かが始まる予感を運んでくるところから、“大切な人の記憶” を主題にした、切なくも温かい恋物語が始まります。

撮影／石屋川公園　©ABCテレビ

物語の舞台に神戸の街が選ばれたのは、「山と海がある街の美しい景色がドラマの世界観に合うのでは」というインスピレーションがきっかけだそう。

撮影は『須磨浦公園駅』や『石屋川公園』『摩耶観光ホテル（摩耶観）』『御影公会堂』『阪急御影駅』『水道筋商店街』など、市内の各地で行われており、放送後のロケ地巡りが捗りそうです♪

撮影／石屋川公園　©ABCテレビ

＜出演者コメント＞

今回の作品は、ひとつひとつ繊細に受け取っていきたいなと思うものがあって。それぞれのキャラクターたちが悩んだりもがいたりしていて、人生のなかで自分自身がちょっと小さくなっているんじゃないかなと思うことがあるんですけれども、それが決してつらいわけではなく、その中で人生が彩るというか。モンタージュのシーンも多く、神戸の景色が美しく描写されているので、台本を読んでいるだけで、こういう絵になるんじゃないかなというのが浮かんできたのも印象的です（堀田真由）。

記憶障害のある人物を演じるのは今回が初めてで、“それまで積み重ねたものが、ある瞬間でなくなる” というのが新鮮でした。何回も初日が始まる感覚があって、これが空を演じる上で、物語上キーになるところだと思っています。記憶をなくした瞬間の事の重さや切なさは、僕の周りにいる人が表現してくださるので、僕自身はその前段階の、何を積み重ねるかを大事にし、自分が接する人にどんな記憶を残してもらいたいか、どんな景色やものを共有、共感できるかを心がけて演じました（萩原利久）。