神の使いである「白蛇」の圧倒的な雰囲気は見ごたえ抜群
大きな鳥居が目印!和田岬の『和田神社』を参拝してきました 神戸市
今回取材に行ってきたのは、和田岬にある『和田神社』。境内にはあっと驚く「○○」がたくさんある場所が?!その秘密に迫ります。
場所は地下鉄海岸線「和田岬」駅から徒歩およそ2分。パワーあふれる大きな鳥居が目印です。
同神社は主祭神として「天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)」をお祀りしているほか、蛭子さんで知られる「蛭子大神(ひるこのおおかみ)」と、弁天さまで知られる「市杵嶋姫大神(いちきしまひめのおおかみ)」をお祀りしています。
主祭神である「天御中主大神」は「古事記」に出てくる神様で、全国的にもお祀りしている神社は珍しいんだとか。江戸時代、武庫川にある「岡太(おかた)神社」が洪水の被害に遭い、神社から御神輿が流失。その後海を漂い、和田岬へと流れ着いたことがお祀りのきっかけだそうです。
本殿では手をかざすと鈴の音が鳴り、参拝が可能です。「じゃらんじゃらん…」と鳴り響く音がなんだか珍しくて面白い。新型コロナウイルス流行に伴い、こういった形を取っているんだとか。
本殿を参拝した後、次に向かったのは「高倉稲荷神社」。社へと続く鳥居は見ごたえ抜群で、幻想的です!
こちらでは京都の「伏見稲荷」より、「倉稲魂神(うかのみたまのかみ)」と呼ばれる神様の魂をわけてもらいお祀りしています。
なかにはきつねがたくさん。「倉稲魂神」というのは元々食べ物の神様ですが、「食べ物に困らない=”裕福”」ということから、商売繁盛の神様として多くの人が参拝に訪れるんだそうです。
続いて「高倉稲荷神社」の隣にある「巳塚」へ。ふむふむ。ここには神の使いである「白蛇」がお祀りされているんですね。
一歩足を踏み入れてびっくり!社内には大量の「白蛇」が!白蛇に関しては「網屋古伝記」や「延宝八申年南浜万覚帳」などといった古文書に話が残っており、それによれば和田岬の浜に木の板に乗った白蛇が流れ着き、大変珍しいものであったため、近くの和田神社境内の松の根元にお連れしたと言い伝えがあるんだそう。
その後白蛇は、社殿の移転や戦災後の本殿再建といった節目には必ず境内に姿を現し、同神社における神使とされました。
奥にはお参りする場所があるのですが、さらに奥、ご注目ください。
白蛇!白蛇!白蛇だらけ!この「祈願巳」に願い事を書くと願いがかなうと言われていることから、こんなにたくさんの白蛇たちが納められているんだそうですよ~。これだけの量の白蛇は大迫力で、鳥肌が立つような空間でした。
また境内にはさらに3つの社殿があり、火伏の神を祀る「秋葉神社」と、道開きの神と芸能の神を祀る「猿田彦神社」、「宮比神社」があり、多くの人が参拝を行う姿がありました。

1つの大きな鳥居をくぐると、色んな神様がお出迎えしてくれる同神社。ユニークですがどっしりとしていて、一度訪れたら日常的に参拝したくなること間違いなしです。
詳細情報
- 場所
- 和田神社
(神戸市兵庫区和田宮通3丁目2-45)
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