11年ぶりにモデルチェンジ!座席指定サービスも
阪急電車に新型車両「2000系」と「2300系」が来年夏に登場
阪急電鉄では、神戸・宝塚線の新型通勤車両として「2000系」を、また京都線の新型特急車両として「2300系」をそれぞれ新造し、2024年夏から順次運用を開始します。車両のモデルチェンジを行うのは、2013年以来11年ぶりとのことです。
![「2300系」外観イメージ](/img/articles/44700-44799/44723/img652520c370c37_xl.jpg)
開発コンセプトは「安心と快適、そして環境に配慮した新しい阪急スタイル」とし、伝統のマルーンカラーの車体、木目調の化粧板、ゴールデンオリーブ色の座席など、2022年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞した「阪急電車」のイメージを継承しつつ、前面の窓ガラスに曲線を取り入れて「疾走感」を醸し出したデザインに変更します。
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車内では、”すべてのお客様にとってやさしい移動空間を提供できるよう”、先頭車両の車いすスペースを拡大し、吊り手の高さを下げ、吊革の色を色覚の多様性にも配慮したものに変更するなど、バリアフリー設備を充実。
![「2000系」車両の内装イメージ](/img/articles/44700-44799/44723/img6525210f15d5c_xl.jpg)
省エネルギー性能・静音性に優れたインバータ式空調装置や空気清浄機を同社で初めて採用するほか、防犯カメラの設置や、握り棒の増設など、より安心かつ快適な車内空間を実現。
![「2300系」車両の内装イメージ](/img/articles/44700-44799/44723/img65252103383de_xl.jpg)
さらに、最新の高効率な半導体素子を用いた制御装置を採用することにより、既存車両と比較して消費電力量が約60%削減されます。
京都線の特急車両「2300系」では、大阪方から4両目に阪急電車初の座席指定サービスが導入される予定。座席指定サービスの内容は後日発表されるそうです。
<記者のひとこと>
有川浩の小説で映画化もされた「阪急電車」の雰囲気が大好きな筆者。来年デビューする新型車両にも車体のマルーンカラーと緑の座席は変わらず残されるようで、重厚でクラシカルなイメージが受け継がれることが嬉しいです。
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