野菜が溶け込んだカレーはオーソドックスなのに本格派
和田岬の『キッチン シロクマ』でこだわりのカレーを食べてきました 神戸市
10月10日にオープンしたばかりのお店『キッチン シロクマ』。可愛らしくてポップな看板に目を奪われ、さっそく取材に伺ってきました!
場所はJR・地下鉄海岸線「和田岬」駅から歩いておよそ5分。笠松商店街の中にあります。
店に足を踏み入れると、たくさんの動物が並んだ壁紙が目を引きます。それと同時に記者が感じたのは、野菜だしのような食欲をそそるやわらかい香りです。この香りの正体に関しては後ほど…。
可愛い店名は、店主であり長く柔道をやってきた山崎さんのあだ名「シロクマ」からきているんだとか。『「白い・でかい・凶暴」からきているんです。凶暴がなにより重要ですよ!」と笑いながらお話してくださいました。
小さいころの夢だった「コックさん」になるため店を開業。料理が大好きでこれまでいろいろな料理を作ってきたそうですが、その中でも一番作ってきたというカレーを店で出すことに決めました。
料理に使う品はすべて神戸市中央区の『大安亭市場』で仕込んでいて、販売されているカレーに関してもこの市場の人に試食してもらいながら、試行錯誤を繰り返してやっと完成したんだそうです。
提供されるカレーはナンで食べるものやスパイスカレーなどのようなものではなく、オーソドックスないわゆる「カレーライス」なのですが、これがめちゃくちゃおいしい。
具材もお肉のみといたってシンプルですが、イチボやカルビなど焼肉店で提供されるような希少部位を使用し、その旨みをカレーにプラスしています。
ルーは6~7種類もの野菜とスパイスをその形がなくなるまで煮込み、お肉から出る油のみで作られているんだそう。店に入った時に感じたあの香りの正体はこれだったみたいです。
「食べたら吹き出物がなくなったり、体調がよくなったという人もいます」と話すカレーは、野菜の複雑な香りとスパイスの味わいがクセになり、あっという間に食べてしまいました。
夜の営業ではカレー以外にも、一品料理を幅広く提供。お任せのコースも人気なんだとか(お任せの場合は事前予約が必要)。
「変わったメニューというよりは家でも食べられるような料理が多いですが、どこでも食べられるメニューの中で一番おいしい料理を提供する店にしたい」とそのこだわりを話してくださいました。
家で食べる料理のような素朴さ・温かさがありながら、どの料理にもこだわりがいっぱい。特にカレーは和田岬の新たな名物となりそうです。
詳細情報
- 場所
- キッチン シロクマ
(神戸市兵庫区笠松通6-3-9)
GoogleMapsで探す - 時間
- 11:00~14:00/18:00~22:00