古の歴史のロマンをひもとく神社でもらえる特別な御朱印
赤穂大石神社で「特別御朱印」をいただいてきました 赤穂市
忠臣蔵のふるさと『赤穂大石神社』(赤穂市)で、「特別御朱印」が通年授与出来るようになったと聞き、さっそく訪れてきました。
同神社は元禄15年に主君の仇を取り切腹した「大石内蔵助良雄以下四十七義士命」と中折の烈士「萱野三平命」を祀っており、鳥居の両脇には逞しい四十七体の石像がまるで護衛のように建っています。向かって右が討ち入り時の表門部隊、左が裏門部隊です。
鳥居を抜けると大屋根の門があり、その先に拝殿が見えてきます。
大屋根をくぐったすぐ両側には立派な木造の「恵比寿さま」と「大黒さま」が。その大きさに驚くのもそのはず、この2体なんと1本の松の木の上部と下部から作られたそう。
右側にあるのが「恵比寿さま」。
左側には「大黒さま」。2体とも訪れるほとんどの方がなでたり写真を撮られるようです。どちらにしようか悩むこともせず、両方しっかり!なでてきましたよ(笑)。
参道を進んでいくと立派な拝殿があります。長い時を経て主君の本懐を遂げた御祭神が、大きな望みを達成されたことから、”大願成就・願いの叶う神様”として建立時より多くの崇敬を集め、ご祈願・ご祈祷の方で賑わっています。
その大役を担った赤穂義士の長・大石内蔵助が描かれた「特別御朱印」は、拝殿の手前にある社務所で授与することができます。
そんな人気の御朱印をさっそく見せてもらいました!逞しくも聡明な内蔵助が描かれています。専用の台紙に入れて授与されるのも嬉しいポイント。歴史好きな人はぜひともゲットしてください。
「特別御朱印」は2種類あり、もうひとつには赤穂義士たちの主君である「浅野内匠頭」が描かれていました。内匠頭公が松の廊下で吉良上野介義央に刃傷におよぶという一大事件を起こさなければ、赤穂に忠臣蔵という歴史も生まれず神社の建立もなかったのですから、もう一人の立役者ということになりますね。
通年授与されているのは上記の2種類のみですが、お正月には赤穂義士と干支が描かれた特別版も数量限定で授与されます。人気の干支は早くに販売終了になることもあるそうですよ。
御朱印帳も討ち入り時の様子をデザインしたもの。御朱印とセットで購入される方が多いようです。
神社に訪れたら御朱印と共に欲しくなる「お守り」は、拝殿のすぐそばにある授与所で販売されています。
神社内にある義士史料館の「義士宝物殿」では、義士が実際に使っていた貴重な遺品や、赤穂藩主浅野家、森家の宝物が展示されています。
中でも「義士木像奉安殿」には、平櫛田中作浅野内匠頭像をはじめ、著名な彫刻家がひとり一体ずつ、48名の彫った木像が展示されており、それぞれのスタイルでの作風を堪能することができます。
江戸時代の火事で焼け残った庭と長屋門では、早かごが到着した時の内蔵助らの様子を再現した人形が展示されていました。
赤穂の誇りの”義魂”、先人たちが作った歴史の物語をひも解きに同神社を訪れ、「特別御朱印」を手に入れてみてはいかがでしょうか。
詳細情報
- 場所
- 赤穂大石神社
(赤穂市上仮屋131-7)
GoogleMapsで探す - 拝観時間
- 8:30~17:00
- 義士史料館
入館料 - (義士宝物殿、義士宝物殿別館、義士木像奉安殿、大石邸長屋門・庭園)
大人500円・中学生以下無料
※団体割引あり