地域のみんなで作る図書館!本がきっかけで人が交流
尼崎・三和本通商店街のシェア型図書館「さんとしょ」に行ってきました
阪神尼崎から出屋敷の間に位置する三和本通商店街内に、ちょっと変わった図書館を発見!そこは、今年1月にオープンしたシェア型図書館「さんとしょ」(尼崎市)です。
同施設は、大人も子どもも、尼崎市内・市外問わずだれでも無料で利用することができます(本を借りる場合のみ初回に利用登録料300円が必要)。
本が好きな人はもちろん、学校の宿題をしたい小学生、普段と環境を変えて仕事をしたい大人など、地域の憩いの場となっています。
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入室して右手に飛び込んでくる大きな本棚。こちらは「一箱本棚オーナー制度」で、月2,000円で1つの本棚に自分だけの空間を作ることができます。本を1冊でも置けば、ビジネスをPRする場として活用してもOKなのだそう。
会ったことはない誰かの趣味の世界や秘密を覗き見しているみたいで、ドキドキしながら中を物色。こちらは保育士が選んだ、ちょっとクセのある絵本シリーズみたいです。
高校野球(地方大会派)や、阪神タイガースなどスポーツに関するものも。
現役の忍者が仕立てたユニークなコーナーを発見!このように、普段は手に取る機会のない本に出合えるのも、おもしろいところです。
靴を脱いでゆったりくつろげる空間。施設内で飲食も自由にOKなので、長期休みや土日にお弁当を持って朝から夕方まで過ごす小学生も多いそうです。日中仕事をしている親御さんも「さんとしょ」なら安心♪と、笑顔で送り出しているのだとか。
ちなみに奥のテントのようなスペースは閉じて授乳室としても活用可能。赤ちゃん連れのお母さんも大歓迎です。
安心して子どもが利用できる理由として、同施設には常時大人の図書係が1名以上在席しています。
図書係の枡田さんは「はじめましての子ども同士もすぐに仲良くなって、上級生が下級生に自然と勉強を教えている光景も微笑ましく見守っております。お子さんだけでなく、家だと子育てに行き詰まってしまう親御さんにも来ていただき、本や人と触れ合って心穏やかに過ごしてもらえたら」とメッセージ。
「さんとしょ」は、尼崎市職員たちが設立した一般社団法人「オリコム」が運営。やってはダメなことを掲げず“みんながお互いに気持ちよく使えるように”といった方針で、のびのびと利用できるところもあったかい。
細かなルールを定めていないからこそ、隣の人が本を読んでいるときは静かに、閉館の10分前にはみんなで片づけをしたりなど、自然に行動ができているのだとか。
この場所に一歩入ると、いつも活気のある尼崎の街とは一変して、ゆっくりと静かな時間が流れます。
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不定期で「チャレンジショップ」も実施。自分が作った雑貨やアクセサリーを店頭で販売することもできるので、気になる人は問い合わせてみてくださいね。
詳細情報
- 場所
- さんとしょ〜さんわにあるみんなのとしょかん〜
(尼崎市建家町114-1)
GoogleMapsで探す - 開館時間
- 11:00~16:00
※変動あり
※閉館日などの詳細はこちらから