広い本堂がカフェ空間に!ワンちゃんも同伴OK♡
兵庫区にある『藤之寺』の「寺カフェ」にお邪魔してきました 神戸市
新開地駅前から南に10分ほど歩いた先にある浄土宗の仏教寺院『藤之寺』(神戸市兵庫区)では、本堂を利用した「寺カフェ」の営業が行われています。
現在は月に2回ほどの頻度で営業中で、最新の営業日はお寺のホームページまたは公式インスタグラムでチェックできます。
カフェを運営している副住職の谷口さんと奥様の花織さん。「地域や近所の方が集まり交流できる場として、お寺を訪れるきっかけになれば」と、2022年4月から始められたそうです。
正面の引き戸から中に入ると、広々とした本堂の中に4人がけのテーブル席が3つ用意されていました。実家に帰ってきたような安心感と温かみが感じられるのは、奥に鎮座する阿弥陀如来さまが見守ってくれているからかもしれません。
ちなみに同寺は動物霊園『オリーブツリーペットセメタリー』を併設しており、ペットの火葬や葬儀、供養も行われています。そのため、カフェもワンちゃん同伴での利用が可能です!
「テラス席のみ」や「カートに乗せる」といった制限もなく、自由に愛犬とのカフェタイムを楽しむことができます。
カフェのメニューはこちら。ドリンクは副住職が淹れてくれるホットコーヒーがメインですが、紅茶やお抹茶も取りそろえ。デザートはプリンとクロワッサンのほかに、冬季はぜんざいも用意されています。
今回は贅沢に「ホットコーヒー」「クロワッサン」「プリン」を注文しました。コーヒーはオーダーが入ってからサイフォンで丁寧に淹れてくれます。
元々コーヒーがお好きだった副住職。カフェをやるにあたり、UCCのコーヒーアカデミーに通ってコーヒーの淹れ方を改めて学んだそうです。
ポートアイランドにある焙煎所『LANDMADE(ランドメイド)』から仕入れた豆は、苦みを抑えたすっきり飲みやすい味わいで、プリンとも好相性でした。メニューにも書かれている通り「おかわり自由」なのが嬉しい♪
「クロワッサン」は新長田のクロワッサン専門店『9683(きゅーろくはちさん)』から仕入れており、毎月内容が変わります。取材時は特製のクリームをサンドし、辰のクッキーとミニマシュマロをトッピングした「干支クロワッサン」でした。
「プリン」は昔懐かしの純喫茶風。元町にある地鶏×地酒居酒屋『やぶや』の人気デザートで、大分県の地卵「蘭王」が使用されています。
卵のコクが濃厚で、ほんのりビターなカラメルソースがプリンの甘さを引き立てます。スプーンを入れても形がくずれない固めの食感は、実に筆者好みでした。
今後の展望についてお聞きすると、「モーニングが好きなので、もう少し軽食のメニューを増やしたい」と奥様。副住職は「お寺はお経の響きが良くなるように音響効果を意識した造りになっているので、アーティストを呼んで “お寺ライブ” をやってみたい」と語ってくれました。
地域を盛り上げるための取り組みに熱心な藤之寺から、今後も目が離せません。
詳細情報
- 場所
- 藤之寺
(神戸市兵庫区兵庫町1丁目3-6)
GoogleMapsで探す - 寺カフェ
- 月に2回開催(予定)
※公式Instagramで告知
時間 10:00~16:00
※ペット同伴可
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