太田匡宣シェフが手掛ける話題の本格イタリアン
芸術文化センター内の『ジャンカルド トレ』で優雅な美食ランチを味わいました 西宮市
先月オープンしたばかりのイタリア料理店『GIANCALDO 3(ジャンカルド トレ)』(西宮市)に行ってきました。
阪急・西宮北口駅からアーケードで直結の芸術文化センター。入口左手にあるガラス張りのレストランに到着し、ドアを開けると高い天井に広い空間が広がります。
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元は芸文センターのレストラン『テアトル』としてフレンチベースの洋食を提供していましたが、今回、太田匡宣(まさのぶ)シェフを迎え、本格イタリアレストランとしてオープン。
店名の”トレ(=3)”は、太田氏にとって、武庫之荘、ビーナスブリッジに続き3か所目の場所という意味から。今回のお店について「開場前のワクワクと終演後の感想など、お客様同士が気持ちを共有できるレストランでありたい」と話します。
今回はメインが選べるランチコース「PRANZO(プランツォ)」4,600円(税込)をセレクト。
前菜、スープ、フォカッチャとバゲット、オリーブオイルはワンプレートで。これは一皿ずつ提供すると90分はかかる時間を短縮し、開園前など急ぐ際でもコース料理を楽しめるようにと考案。
前菜のサラダには淡路チーズ工房のモッツァレラがなんと1/6切も。濃縮された甘味を感じる冷製かぼちゃスープは、かぼちゃの種やピスタチオ、アーモンドなどナッツの食感も味わえます。自家製フォカッチャにはシチリア産ケッパーの塩漬けを使用し風味づけに。
次に供されたのは、淡路産の鱧がのったジェノベーゼソースのタリアテッレ。
食べる直前に別添のチーズをかけるのですが、これが極薄。実は特殊な機械を使って削られており、0.01ミリの薄さを実現されています。
コシが強い淡路麺業のタリアテッレに身が肥えた淡路産の鱧、そこにチーズが絡んで全体がまろやかさと旨味でいっぱいに。
ここで魚料理に合わせ白ワインを注文。
メインは「高知産 生姜真鯛のアクアパッツァ」。魚の上品で淡泊な味わいにスープがとても滋味深く美味しい。それを伝えると「フュメ・ド・ポワソンをベースにしている」とのこと。随所に太田シェフのエッセンスが足されテクニックが光ります。
追加でお肉もすすめられ、せっかくなので奮発し黒毛和牛をいただくことに。用意された宮﨑牛の高級部位”イチボ”は、ひと目で上質な肉とわかる色とサシ。軽く焼かれた表面とレアに仕上げたジューシーな身質は、噛むほどに甘みが口中に広がります。
皮の苦みを残したオレンジと生姜のソースは、濃厚で高級なマーマレードを思わせ、牛肉に味の変化をもたらします。
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ティラミスやリンゴのタルトなどが入った玉手箱のような「木箱のドルチェ」とコーヒーが出されコースは終了。ゆっくりおしゃべりしながらつまめるように考えられたデザートは、鑑賞後の語らいにぴったりです。
ディナーコースではよりハイグレードな食材で腕を振るってくれるそう。記念日など大事な日に大切な人と来店したいお店でした。
詳細情報
- 場所
- GIANCALDO 3 Theatre(ジャンカルド トレ)
(西宮市高松町2-22 兵庫県立芸術文化センター内)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- Lunch 11:00~13:30(L.O.)
Tea Time 13:30~16:00(L.O.)
Dinner 17:00~19:30(L.O.)21:30(CLOSE) - 定休日
- 月曜日(祝日は営業)
※他、芸術文化センターの休日に準じる - TEL
- 問い合わせ 050-3188-6677
予約専用 050-3188-6677