姫路市大谷にある『キッチン雑貨 苔玉 SAKURAS』で「苔植え」体験ができると聞き、さっそく取材に行ってきました。

店舗前に7台分の駐車スペースもあります

JR網干駅から北東方向に車で約5分、山沿いの通りにあるお店です。

大きな茶色の看板が目印

1階には北欧やDiszneyなどのキッチン雑貨、2階の山野草鉢が苔玉や苔植えの体験スペースになっています。

ライトは照明としてではなく、苔の成長用です

2階のギャラリースペースには、講師の小段さんが植物に合う大きさや色を求めて自らが作った陶器と苔玉や苔植えの作品がずらりと並んでいました。

もみじ・西洋岩南天（セイヨウイワナンテン）・キハギの3種類に決定

今回筆者は「苔植え」体験に参加してきました。最初に自分の好きな土台を選び、苔と一緒に植える植物をチョイスします。土台の上に置いて出来上がりをイメージしながら、植物を決めていきましょう。

一つの植物を変えると全体の雰囲気がとても変化するので、植物選びに時間をかけて悩む人が多いのも納得です。色々な植物の組み合わせを考えてイメージしていくのは楽しい〜。

イメージすることがとても楽しいですよ

植物が決まったら「ケト土」という栄養満点の土を土台にしっかりとつけていきます。準備ができたら自分の選んだ植物の土の部分を平らにして、どのあたりに植えるのか決定するのがポイントなのだそう。

ケト土を重ね

イメージが出来て決まったら、植物の土をケト土で覆っていきます。しっかり丁寧に被せて植物の根とケト土の間の空気を外に出すことが大事なのだそう。しっかり空気を抜いていなければ根が痛む可能性があるので、搾り出すようにペタペタと押さえて形を整えるのがGOOD。

緑のいろが美しく、一本一本がとても元気

苔植えは「ホソバオキナコケ」という木立性のある苔を使い、苔玉の場合は「シノブゴケ」「コツボゴケ」などのほふく性のある苔を用います。できあがりのイメージによって性質の違う苔を使うのもおもしろいですね。

苔を植えて水切り

ケト土の上に苔を植え、水と空気を搾り出すように押さえていきます。グッ、グッと押さえながら苔をしっかりとケト土と馴染ませていく感触が気持ちいい。あまりの気持ち良さから、ずっと押さえていたくなる人も多いのだそうですよ♪

完成

完成した植物は、ろくろの上に置いて少し鑑賞したり水うけ用皿を選んだり、自分の植物たちを眺めていると植物のパワーを感じること間違いありません♩

講師の小段さん

「苔は本当に育てていくのが難しい。だから、苔植えをしても苔だけは今が一番いい状態になってしまうことが多いんです。だから、私の好きな苔が生き生きと育つにはどんな方法があるのかを色々模索しているんですよ」と笑顔で話す小段さん。

太陽の光を浴びて生き生きしているように感じます

筆者は「どこに置こうかな？」「ここに置くと植物も気持ちよさそう」と色々考えながら自分の「苔植え」を眺めていると、なんだか清々しくてとても幸せな気持ちでいっぱいになりました。

結婚式や誕生日のお祝いにぴったりなものも数多くありますよ。

一階のショップスペースにはキッチン雑貨が並んでいました。苔植え体験を楽しんだ後は、のんびりお買い物タイムを満喫しちゃいましょう♪