期間中しか見られない大天守の眺めは圧巻!
公開は14年ぶり!姫路城の「夏の特別公開」を見てきました 姫路市
今年12月に世界遺産登録30周年を迎える『姫路城』。8月11日より普段は非公開となっているエリアが見られる「夏の特別公開」が開催されているので筆者も足を運んできました。
同イベントは県内で今年7月より開催されている「兵庫デスティネーションキャンペーン」の一環で開催されているもの。取材に伺った日は外国からのたくさんの観光客でにぎわっていました。
『姫路城』は大天守と3つの小天守から成り立っていて、これらは渡り櫓で繋がれた「連立式天守」と呼ばれています。今回公開されるのは小天守と渡櫓および折廻り櫓を合わせた6棟で、これらの同時公開は2009年以来14年ぶりとのこと。
『イの渡櫓』を抜け、伺ったのは『東小天守』。高窓になっているのは火縄銃を使った時に煙を逃がすためなんだとか。
窓からは大天守を見ることができます。
『ロの渡櫓』はドラマや映画の撮影でも使用されるという場所。見るからに大きくて立派ですが、現存する渡櫓で最大級の規模なんだとか。中でも廊下の真ん中の板は400年前のものをそのまま使用しているんだとか。
確かに真ん中だけ材質が違っていて、歴史を感じます。
続いて向かったのは『乾小天守』。こちらは3つの小天守の中で高さ、平面共に最も大きいのが特徴。
また、窓に格子が設置されていないというのもこの場所の大きな魅力!遮るものがない美しい大天守を、窓から撮影することができるんです。ここでしか見ることができない大天守はまさに圧巻!!!下から見るよりも近く、大きく、大迫力でした。
『ハの渡櫓』を経て、次の櫓へ。一度外へ出て『折廻り櫓』を目指します。

次の櫓へ向かう途中、本丸では美しい大天守を撮影する観光客の姿が。先ほど小天守から見た大天守と比べると、見る場所によって全く違った顔が楽しめる「お城の奥深さ」を実感させられました。
続いてやってきた『折廻り櫓』はその特徴的な形に加え、これまでとは全く違った雰囲気が印象的です。部屋には襖のほか、お茶ができるような場所が。そんな和やかさを持ちながらも、しっかりと敵を攻撃できる「狭間(さま)」があるのも特徴です。
いつもは外から見ることが多い大天守も、隣接する小天守から見上げれば、その威厳を感じる堂々とした佇まいを感じることができます。特別公開は9月24日までなので、ぜひ期間中に訪れてみてはいかがでしょうか?
詳細情報
- 開催期間
- 2023年8月11日(金・祝)~9月24日(日)
- 場所
- 姫路城
(姫路市本町68)
GoogleMapsで探す - 時間
- 9:00~17:00(最終受付)
- 特別公開料金
- 大人 500円
小人(小中高生)200円
※別途入城料が必要 - 入城料
- 大人 1,000円
小人(小中高生)300円