阪神芦屋駅からぶらぶらと歩くこと3分のところにある「Osteria SaNWa（オステリア サンワ）」は、旬の食材を使ったお料理とワインを楽しめるお店です。

一人でもゆっくりできる大人の空間だと聞いたのて訪ねてみました。

道路から少し奥まっているので隠れ家的な雰囲気

きれいに磨かれたオープンキッチン周りのカウンターは全8席。店主が一人で対応しているので、焦らずのんびりワインを飲みながら料理を待ちましょう。

キッチンを見渡せるカウンター席でそれぞれの時間を過ごして

神戸の有名店などで修行をしたシェフの長澤さんは、近郊から取り寄せる肉や魚、野菜など旬の食材を生かしたシンプルな仕立てのイタリア料理を得意としています。

調理をする姿が見られるのも楽しい

メニューはアラカルトのみで、一皿を二人でシェアするスタイル。「料理と時間を共有し、会話を楽しみながら穏やかなひと時を過ごしてほしい」という想いからなのだそう。

一皿を分けると考えるとコスパはいい

この日の前菜は「北海道の帆立と白茄子、クレソン、トマト」。エキスだけを抽出したトマトと、さらにそれを発酵させたものを合わせているそうで、聞いているだけで手間がかかっているのがわかります。

ほんのりと香るトマトと穂紫蘇、サワークリームを少しつけることで、味がまろやかに変化します。

1人で来店した場合は0.5人前で対応してくれます

ワインは料理に合わせてイタリアの白を勧めてもらいました。その都度テイスティングして状態を確かめてからサーブしてくれるので、安心してお任せできます。

付け合わせは有機かぼちゃをピューレにしたものに、ラム酒に漬けたレーズンやローストした松の実などを合わせたもの

メインの河内鴨ロースのグリルは、皮はパリパリ、じっくりと火を通した鴨肉はしっとりと仕上がっています。パルミジャーノと塩漬けのブラックペッパーがアクセントに。

ワインのチョイスは完璧♪ グラス990円（税込）〜

ワインはこちらもイタリアの赤。濃厚でありながら、エレガントな味わいは鴨にぴったりでした。

雌牛100%を使用した「ボロネーゼ」は、スパゲッティより太めのスパゲットーニを使用し、食べ応えも抜群（画像提供:Osteria SaNWa）

お腹に余裕があればパスタも食べてみたい。ボローニャの伝統的なレシピで作られた「ボロネーゼ」や「ゴルゴンゾーラ」などワインがさらに進みそう♪

賑やかではない、どちらかといえばのんびりゆるゆるした感じの会話が心地よく、おひとり様が多いというのも頷けます。

コミュニケーションの中で好みなどがわかるので、それに合わせた調理法を提案しますよ、とのこと

手間を惜しまず丁寧に作られたお料理が、一日の終わりや週末の疲れを癒します。ちょっと食べて、ワインを飲みたい..そんな人にぴったりのお店です。