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みんなの健康を願う店主が作る渾身のパン

垂水にオープンした『RAGI(ラギ)』のサワードウブレッドを味わいました 神戸市

垂水におもしろいパン屋さんができたと聞いて、訪れてみることにしました。『RAGI(ラギ)』(神戸市垂水区)は、7月にオープンしたばかり。周辺には複数のパン屋さんのある地域ですが、そんな中でも異彩を放つお店です。訪れるとその魅力にハマる人続出というパン屋さんを取材しました。

垂水区星陵台の大通り沿いにお店はあります。バス停「県商前」、「星陵台3丁目」から徒歩約2分の場所です  垂水区星陵台の大通り沿いにお店はあります。バス停「県商前」、「星陵台3丁目」から徒歩約2分の場所です 

よく目を凝らさないと見逃してしまいそうな、小さなお店。初めて入る時はちょっとドキドキするかもしれませんが、ドアを開けると、店主のカデさんがとびきりの笑顔で迎えてくれます。

お店のある辺りはカデさんが初めて日本に来た時にお世話になった街なのだそう。「恩返しがしたいです」とにっこり  お店のある辺りはカデさんが初めて日本に来た時にお世話になった街なのだそう。「恩返しがしたいです」とにっこり 

店内はシンプル。パンの種類は多くなく、10種類にも満たないほどです。カラフルでもなく、目立つ感じでもなく。 

パンに合わせて小麦粉の種類もすべて変えるというこだわりよう パンに合わせて小麦粉の種類もすべて変えるというこだわりよう

でも、近づいてみると、丁寧に作られたであろうことが分かる美しい形。ひとつひとつ質感の異なる、ほれぼれするようなパンの形です。

持つとずっしり重たい、ぎゅっと詰まったパンです  持つとずっしり重たい、ぎゅっと詰まったパンです 

同店のパンは、最低限の材料で作られているそう。「パンの起源は水と粉をこねて焼いたもの。うちのパンは、それに乳酸菌と酵母を主体とした自然由来の“サワー種“を混ぜて焼いたシンプルなものです」と語るカデさん。いわゆる天然酵母パンなのですが、“サワー種“を使うことで、消化しやすく、より身体に優しいパン=サワードウブレッドになるそうです。 

「田舎パン」600円(税込)砂糖不使用。“酸味と甘味の間”の味を目指しているそう 「田舎パン」600円(税込)
砂糖不使用。“酸味と甘味の間”の味を目指しているそう

こちらでは、ほとんどのパンの試食ができます。看板商品の「田舎パン」は、口に入れると独特の酸味を感じます。いやな酸っぱさではなく、まろやかで爽やかな酸味。噛めば噛むほど甘味が出てきて、食べ進めるにつれてパン本来の味を味わっていることを実感します。飽きずにいくらでも食べられそう。

「ライ麦100%パン」まずは「4分の1サイズ」300円でお試しを。「ハーフサイズ」600円もあります。「1個」1,200円(すべて税込)は事前予約を  「ライ麦100%パン」まずは「4分の1サイズ」300円でお試しを。「ハーフサイズ」600円もあります。「1個」1,200円(すべて税込)は事前予約を 

ツウ好みの「ライ麦100%パン」は、より酸味が強め。できあがるのに36時間かかるというパンは何百回も試作を繰り返し、よりシンプルな材料で美味しく食べられるようにと研究しつくされています。 

「ライ麦100%パン」はカデさん一番のお気に入り。毎日食べているそうです  「ライ麦100%パン」はカデさん一番のお気に入り。毎日食べているそうです 

そのまま焼いて食べてもよいし、ハチミツをかけたり、カッテージチーズを乗せたりして食べるとご馳走パンに変身します! 

「フォカッチャ(チョコ・クルミ・レーズン・クランベリー)」サイズは大400円と小200円(すべて税込)があります。学生さんにも気軽に食べてもらえるようにと、値段を抑えたミニサイズを作ったそう  「フォカッチャ(チョコ・クルミ・レーズン・クランベリー)」サイズは大400円と小200円(すべて税込)があります。学生さんにも気軽に食べてもらえるようにと、値段を抑えたミニサイズを作ったそう 

リクエストを受けて作ったという“甘いパン“もあります。もっちりと弾力のあるフォカッチャ生地に、チョコ、クルミ、レーズン、クランベリーがぎっしり入ったこちらのパン。パンそのものが甘くないので、チョコレートとドライフルーツの甘みが引き立つ、満足感の高い一品です。 

甘く香る「シナモンロール」400円(税込)にもファン多数。しっかりシナモン、効いています!  甘く香る「シナモンロール」400円(税込)にもファン多数。しっかりシナモン、効いています! 

『RAGI(ラギ)』のパンは、口に入れた瞬間の美味しさというよりは、食べ進めるにつれて感じる“しみじみとした美味しさ“という方がしっくりきます。 

イーストに頼らない製法は発酵に時間がかかり、できあがるまでに時間も手間もかかりますが「みんなに健康になってほしい」というカデさんの願いが込められた渾身のパンなのです。 

店名の『RAGI(ラギ)』は、バリ島の言葉で「天然酵母」という意味だそうです 店名の『RAGI(ラギ)』は、バリ島の言葉で「天然酵母」という意味だそうです

常連さんが多いという同店。シンプルで味わい深いパンとカデさんの笑顔に惹かれて通ってしまう気持ち、わかります。

詳細情報

場所
RAGI
(神戸市垂水区星陵台3-3-32)
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営業時間
9:00~18:00 ※売り切れ次第終了
定休日
木曜日
TEL
080-1380-7009
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Kiss PRESS編集部:井出

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