森の妖精とうたわれる林床に咲く涼しげな花は今だけ
六甲高山植物園で「レンゲショウマ」が見ごろに 神戸市
六甲高山植物園(運営:六甲山観光株式会社)で「レンゲショウマ」が見ごろを迎えています。
レンゲショウマは、キンポウゲ科の多年草で、1属1種の日本の固有種。東北地方南部から中部地方までに点々と分布していて、近畿地方では奈良県大峰山の石灰岩地にのみ自生しています。
蓮に似た花の直径は3㎝ほどで、下向きに咲きます。林床の木漏れ日の中で花が揺れる様子が涼しげで、ろう細工のような半透明の薄紫色の花が美しく、カメラマンを中心にファンの多い花だそう。同園のレンゲショウマの見頃は8月下旬までの見込みだとか。
また、現在放送中の朝ドラ「らんまん」の主人公モデルである牧野富太郎が開園当初に来園した様子の写真や、直筆の書や手紙、代表作「大日本植物志」を含む図、書籍などを約200点展示している【六甲山ボタニカルフェア】六甲高山植物園開園90周年特別企画「牧野の足あと~神戸で見つける博士と植物~」も、8月15日まで会期を延長して開催中です。
<記者のひとこと>
下向きに咲くおくゆかしさに加え、どこか儚げな佇まいのレンゲショウマ。風が吹くとほのかに甘い香りが漂ってくるらしいですよ。
詳細情報
- 開園期間
- ~11月23日(木・祝)
※「レンゲショウマ」の見ごろは8月下旬頃まで - 場所
- 六甲高山植物園
(神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150)
GoogleMapsで探す - 開園時間
- 10:00~17:00 (16:30受付終了)
〈8月11日~15日の間は9:00開園〉 - 入園料
- 大人(中学生以上)900円
小人(4歳~小学生)450円 - 備考
- 駐車料金 1,000円
※8月11日~15日は2,000円
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