別名「白鷺城」とも言われるその美しさとすごさを解説
祝・世界遺産登録30周年!『姫路城』の魅力を深掘りしてきました 姫路市
今年12月で世界遺産登録30周年を迎える『姫路城』。そんな記念すべき年ということで、今回改めてお城の魅力やすごさを取材しました!
お城まではJR「姫路」駅、山陽電鉄「山陽姫路」駅から歩いておよそ20分。駅を降り立つと、もうそこはお城の外堀の中。北側にはすでに大天守がお目見えします。
敷地は外堀・中堀・内堀に分けられており、外堀を含めるとその広さは230万平米。俗にいう「お城」(=内堀)の中だけでも23万平米あり、これは甲子園6個分の広さに値します。入口から大天守までは、歩いておよそ10分かかるんだとか。
広~い広~いお城は「関ケ原の戦い」が終わった後、徳川家康の娘婿である池田輝政(いけだ・てるまさ)が今後起こりうる戦いに備え、8年かけて大改築を行い出来上がったもの。威厳を感じる白くて大きなお城には、敵からの攻撃から城主を守る工夫がたくさんあるんです。
初めに私たちを出迎えてくれるのは「菱の門」。白漆喰塗りで、お城の中で一番大きくて立派な門なんだとか。
門を抜けると、お堀と共に美しい大天守が見えてきます。広報の方曰くこちらが一つ目のおすすめ写真スポットとのこと。確かに空に浮かぶような大天守がとても美しい。
この場所にも敵からの攻撃に備える秘密が。お堀は敵の行く手を阻む意図があり、またこちらの塀には「狭間(さま)」と呼ばれる鉄砲を撃つための穴が設けられています。

ここからも「いの門」「ろの門」と大天守へ続く門がたくさんあるのですが、それらは大天守に近づくにつれてどんどん小さくなっていきます。それにも敵の侵入を防ぐ狙いがあるのだとか。
こちらは通称「将軍坂」と呼ばれる場所。ドラマ「暴れん坊将軍」の撮影で使用されたことからそう呼ばれているそうですが、その他にもお城は多くのドラマや映画のロケ地として使用されています。

ここから様々な仕掛けがある門や坂を上り、入り口に到着。ここからは城内に入り、その仕組みを探っていきます。

大天守は外から見ると5階建てに見えますが、実は地上6階、地下1階の構造。地下には城をしっかりと支える「東大柱」と「西大柱」があり、特に「東大柱」に使われている大きな木は400年以上前のものなんだそう。まさにお城の「大きくて太い」歴史そのものですね。
急な階段を上って、ずんずん上へ。それぞれの階には城の歴史を学べるパネルや武器を置く「武具掛け」などがあり、見ごたえは抜群。

あっという間に頂上へ!頂上からは姫路の街並みを見通せます。ここから眺める景色も、時代によって変化してきたのだろうな…と思うとなんだか感慨深い気持ちになりました。

外から、また中から知る姫路城。近くに住む人や県内の人にこそ、改めてそのすごさを知ってもらいたいと思いました。
【おまけ】ちなみに、広報の方がおすすめする二つ目の写真スポットは「西の丸」!
石垣や小天守と一緒に撮影できるのはここだけなんだとか。大天守を見る前や後に訪れてみて♪
詳細情報
- 場所
- 姫路城
(姫路市本町68)
GoogleMapsで探す - 時間
- 9:00~17:00(最終受付16:00)※季節により変動あり
- 入城料
- 大人 1,000円
小人(小中高生)300円