噛めば噛むほどジュワッと優しい旨みが広がる「出汁パン」
南多聞台にある『パン処とと屋』に行ってきました 神戸市
南多聞台の住宅街の一角にある、知る人ぞ知るパン屋さん『パン処とと屋』(神戸市垂水区)に行ってきました。
取材に訪れたのは土曜日の朝7時。開店と同時に続々とお客さんが入店し、40~50種類並んだパンが次々と売れていきます!
同店ではなんと、朝のオープン時点でほぼ全種類のパンが店頭に並んでいます。朝からラインナップ豊富なのは、お客さんとして嬉しいですよね~♪
『とと屋』という店名は文字通り『お父ちゃん』の意味もあるそうで、地域の方々に親しみを感じて頂く存在になれるように、という願いも込められているそう。ご主人の渡辺さんと奥様はパンの専門学校で出会い、ご主人はダンマルシェ等で、奥様はイスズベーカリーで経験を積み、ご主人の地元で夢だった開業をされて8年目との事です。
当初より国産小麦にこだわり、兵庫県産小麦の『北の坂』をベースに『春よ恋』や『銀将』小麦をブレンドしているそう。キッチンはオープンスタイルにこだわっており、きちんと整理整頓され、磨き上げられた気持ちの良い調理場です。地域の方に安心・安全なパンを食べてもらいたいという渡辺さんの思いが伝わって来ます。
まずは人気メニューの「出汁パン」を頂きました。噛んだ瞬間、出汁の香りがふわっと漂い、噛めば噛むほど旨みが広がります。フランスパンの生地に水出しした日高昆布と鰹節の出汁を練り込んでいるそうで、塩味のバランスが絶妙♪そのまま食べてもおいしいですが、薄くスライスした有塩バターを挟んで食べるのもおすすめとのこと。
続いて「ハード塩パンの焼きとうもろこし」を実食。「屋台の焼きとうもろこしの様な」というご主人の言葉通り、甘じょっぱい味わいで、炙ったコーンの香ばしさとパンの香りがとてもマッチしていました。
写真の「クロワッサンダマンド”自家製パイナップルコンポート&ヨーグルトクリーム”」はデザートにもピッタリな一品。
素材本来の甘みを生かしつつ、レモンとヨーグルトで酸味を効かせた自家製のパイナップルコンポートを、ザクザク食感が人気のクロワッサンで挟んでおり、上品かつさっぱりとしたお味が大変美味でした♡
お店は夫婦2人で切り盛りされているので、常時たくさんの数は揃えられないそう。そのため、平日、休日ともに朝イチで訪れることをオススメします。休日の場合、9時には売り切れることもあるんだそう…!
「子供の頃に100円握りしめて通った近所のパン屋のおじいちゃんが憧れです」と語る渡辺さん。ご夫妻の魅力的な人柄が、仲間やチャンスに恵まれ、地域の方々に愛される秘訣なんだなと感じました。そんな素敵なお二人が作ったパンはクチコミでじわじわと評判が広がり、今のような状態になったんだそう。かくいう筆者も、以前より、人気の『もっちり食パン』の大ファンです!
秋は伊川谷町の美味しいいちじくを使ったフルーツサンドが大人気だそう。行楽シーズンのお供にいかがですか♪
詳細情報
- 場所
- パン処とと屋
(神戸市垂水区南多聞台1丁目7-14)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 平日 7:00~17:00
土日祝日 7:00~15:00 - 定休日
- 火曜日、第3水曜日
- TEL
- 078-784-2383
お電話でのお取り置きも可能 - 上記以外で購入可能な場所
- ●めいまい青空市
25~30種類ほどのパンを販売
場所 明石市松が丘2丁目3−3 松が丘ビル北側通路
営業日時 木曜日の午前中(10:00~12:00頃)
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