この夏、家族で涼しくお出かけ出来て、宇宙の勉強にもなる！一石二鳥なスポット『明石市立天文科学館』は、子午線が通る「時のまち・明石」ならではの楽しさが満載です。

場所は山陽電鉄「人丸前」駅から北に徒歩3分。駅からも見える大きな塔時計が目印です。

施設は1階がロビー、2階がプラネタリウムで、3階が展示室。4階にはキッズルームなどがあり、13階・14階が神戸や明石の街を見下ろす展望室となっています。今回は3階と展望室をメインに、ご紹介します！

3階：展示室

“時と宇宙の博物館”として、子午線や天文、天体観測、暦と時をテーマに展開されている「展示室」。大きな地球儀が印象的です。

3階に上がってまず広がるのが「子午線のまち・明石」のコーナー。こちらは明石市内の子午線標識の位置や、観光施設等を紹介するジオラマ模型。赤い線で子午線が通る場所が表されています。

奥に進むと広がる「天文ギャラリー」では、ハンドルで回して月や惑星たちが太陽を中心に回っている様子を学べる模型が。一気に時のまちから宇宙へ飛んで行ったような気持ちになり、ワクワクします。

太陽に最も近い惑星「水星」のなりたち

中を覗くと、各惑星たちの成り立ちが分かる展示も。惑星ごとに違った成分で出来ていることが分かり、宇宙の不思議が分かります。

また4階にある「太陽望遠鏡」によって映し出された太陽を見ることができます。体が溶けてしまいそうな暑さだった取材日、太陽には黒点がいっぱい！こんな風に太陽を観察できるのは面白いですね。

こちらでは実際の隕石を展示。触ったり顕微鏡でよく観察したりすることができますよ～。中には1999年、神戸市北区の民家に落ちた隕石も。神戸に、さらに民家に隕石が落ちたことがあったなんて知りませんでした。

まだまだ分からないことも多い宇宙ですが、これだけ様々な情報があるのは各国の「宇宙開発」あってこそ。世界と日本の宇宙開発の歩みを紐解いたコーナーではロケットの模型などが展示されていて、宇宙へのロマンを感じること間違いなしです。

他にも「観測資料室」では、天体観測の歴史を紹介。月にクレーターがあることを見つけたというガリレオ・ガリレイ。彼が製作した望遠鏡のレプリカも展示されています。

またこちらは時のまちならではの「時のギャラリー」。時計の歴史や、様々な種類の時計を展示しています。

こちらはなんと、天文科学館のシンボル「塔時計」を制御している親時計！この階にはほかにも、時期に合った特別展を開催する「特別展示室」もあります。

13・14階：展望室

展示室を見終えると、一気に13階へ。明石海峡大橋を望む絶好の場所にある同施設。見られる景色も格別だろうとワクワクしながら上っていきます。

広がるのは神戸や明石を一望できる絶景！明石海峡大橋と電車が一緒に見られるのはこの場所ならでは。

13階には望遠鏡があり、じっくりと街を見下ろすことができます。

さらに上がって14階へ。エレベーターを降りると目に飛び込んでくるのは、13階よりもさらに見ごたえのある風景です！丸い形の展望室には大きなガラス窓が張られており、神戸の街から明石の街までをぐるっと見ることができます。

子午線が通る場所が示されているのも明石ならでは。この標識に沿って街を眺めるのもよさそうです。

明石ならではの目線から、宇宙や時を学ぶことができる場所。一日かけて楽しめる施設にぜひこの夏訪れて。