時代を越えて愛されるシンプル・イズ・ベストな味
南京町のレトロ喫茶『しゅみ』で人気の「あんトースト」を食べてきました 神戸市
日本三大中華街に数えられる南京町(神戸市中央区)に、メチャクチャ渋~いレトロ喫茶があることをご存知ですか?49年の歴史を誇り、通りの片すみで街の変遷を見守ってきたそのお店の名前は『喫茶 しゅみ』といいます。
友人からそこの「あんトースト」が絶品だという話を聞き、喫茶店グルメに目がない筆者はウキウキしながらお店を訪れました。
店内はオレンジ色の照明が良く似合う、王道のクラシックスタイル。趣しかない空間に「喫茶店といえばこれだよなぁ…」と、思わず心の中で唸ってしまいました。
お店はマスターの白井喜一郎さんがひとりで切り盛りされています。神戸で生まれ育った白井さんは、進駐軍御用達の外国人バーが立ち並んでいた戦後の頃から今に至るまでの町の変化にも精通しているので、興味のある人はぜひお話を聞いてみてくださいね。
喫茶店の顔ともいえる「ブレンドコーヒー」は、スッキリとした飲み心地で、ホッと一息つきたいときにピッタリな味でした。おともにはもちろん「あんトースト」をチョイス。ハイカラな見た目と350円という安さに衝撃が走りました…!
イスズベーカリーの「ハード山食」で粒あんとマーガリンをサンドしたシンプル・イズ・ベストな一品。ちなみに粒あんとマーガリンはUCCから仕入れているそう。神戸っ子にはたまらない組み合わせですね(笑)。
しっかりめに焼かれたハード山食のカリカリ、ザクザク食感が気持ちよく、まろやかな風味のマーガリンがトーストの熱でとろとろになった粒あんの優しい甘さを引き立てます。30年近く愛され続けているのも納得の味わいを堪能しました♪
筆者は「喫茶店では必ずソーダ系のドリンクも頼む」を信条にしているので、食後に「レモンスカッシュ」を追加注文。レモンの果汁感が強く、パンチのある酸味が口の中をすっきりさせてくれる、大人も満足させるレスカでしたよ!
白井さんが語る南京町のお話が興味深すぎて、ついつい長居してしまいました。中心地からやや離れた場所にあるのも “隠れ家感” があって、喫茶店愛好家にはたまらないはず。
クラシカルなBGMが流れる居心地の良い空間は、神戸散策の途中で一休みするのにもピッタリだと思います♪
詳細情報
- 場所
- 喫茶 しゅみ
(神戸市中央区栄町通2丁目9-7)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 8:00〜19:00
- 定休日
- 不定休