神戸育ちの個性豊かな木が盛りだくさん!
しあわせの村で開催の『ストックヤード棚卸市』に行ってきました 神戸市北区
7月14日、15日の2日間、しあわせの村(神戸市北区)で開催されていた神戸市産材を販売するイベント『ストックヤード棚卸市』に行ってきました!
森とまちをつなぐための取り組みとしてさまざまな活動を行う「こうべ森と木のプラットフォーム」が森林循環の仕組みを構築する取り組みの一つとして開催。この日は「神戸市産材や変わった木材を使ってみたい」というプロの方から、DIYを趣味とする人までたくさんの人で賑わっていました。
しあわせの村内に設置された木材のストックヤードに足を踏み入れると、木のいい香りに包まれます。中には普段ホームセンターなどでは見られないようなアラカシ、クスノキ、ケヤキ、コナラ、サクラ、ヒノキ、ヤシャブシといった個性豊かな樹種がずらりと並んでいました!
木工に詳しくない筆者は、木材だけを見てもなかなか加工後の質感や色が想像できませんが、ストックヤード内には木材を加工したサンプルがわかりやすく並べられていて、一目瞭然!
樹種によって異なる木の扱い方や加工のしやすさなど、スタッフの方が分かりやすく教えてくれるので安心して質問することができますよ。おしゃれな木のカッティングボードが欲しい筆者も早速、スタッフの方に相談しました。
この日話をしてくれたのはひょうご森林林業協同組合連合会で“木材活用コーディネーター”をされている野口さん。木材やDIY商品を扱う専門店で勤務した経歴の持ち主で、現在は神戸芸術工科大学の大学院で神戸市産材の研究を行いながら木工やデザイナーたちのシェア工房を作っているのだとか。
様々な樹種の性質や特長を熟知していて、利用者の用途に合わせておすすめの樹種を提案したり、加工方法のレクチャーを行っています。
カッティングボードにおすすめしてくれたのは「アベマキ」を切り出した大きな木材。およそ2メートルほどの大きさで1,700円でした。この2日間、プロの方だけでなくテーブルやガーデニングの花台、小物を作りたいといった一般の方も多くみられたそうです。
神戸市内において防災や森林の保護を目的に伐採される樹木や、安全のために取り除かれる育ち過ぎた街路樹といった、いままで処分されていた樹木を市民の人たちに還元できないかと企画された今回のイベント。普通はなかなか手に入らない一風変わった木材を、実際に目で見て、手に取って選べるのが嬉しいですよね!
今回の収益金(公財)神戸市公園緑化協会が管理する「六甲山森づくり基金」へ寄付、六甲山の森林整備事業や普及啓発活動などに役立てられるそう。今後も同じようなイベントが開催されるかもしれないので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
詳細情報
- 開催日
- 2023年7月14日(金)、15日(土)
- 場所
- しあわせの村 神戸市産材ストックヤード
(神戸市北区しあわせの村1番1号)
GoogleMapsで探す