“自分の時間”を過ごしたい人にぴったりなカフェ
長田駅前の純喫茶『ぱるふあん』で1人の時間を満喫してきました 神戸市
毎日を忙しく過ごす現代人に欠かせないモノ、それはズバリ “1人きりの時間” 。家族や友人と過ごすひとときも大切ですが、自分の世界に没入することもまた、心の健康を保つのに不可欠だと筆者は考えます。
地下鉄西神・山手線 長田駅、阪神高速 長田駅から徒歩約2分の場所にある『ぱるふあん』は、そんな “自分だけ” の時間を過ごすのにぴったりな純喫茶です。
ひとたび店内に入ると外の喧騒は鳴りを潜め、心地よい静寂と柔らかな照明の光が筆者を迎え入れてくれました。アーチ状の構造を持つ不思議な空間の中央には、ほかのお店ではお目にかかれないほど巨大なカウンターテーブルが鎮座しています。
建物は45年前に建てられた年代物。現在の店主である増田さんは、もともとお店のお客さんの一人だったそうで、2年前に先代が引退を決意した際に「惚れ込んだ場所がなくなるのは嫌だ!」と直談判し、お店を引き継いだそうです。
その後、屋号や内装はそのままに、「静かで落ち着いた空間で思い思いの時間を過ごす場所」をコンセプトに再スタートされました。
そのコンセプトの通り、お客さんの多くは、思索にふける、読書や作業に没頭する、無心でのんびり過ごすなど、各々が自分の世界に没入するために訪れるそう。
そのため、“おしゃべり”を目的とした来店は厳禁。2人以上で来た時も会話は最小限に抑え、ほかのお客さんの時間を邪魔しないように気を付けましょう。※写真撮影は禁止されていませんが、周囲への配慮を忘れずに!
店内の雰囲気と同じくらい重要なものと言えば、やはりメニューです。こちらは再スタートの際にリニューアルされました。
一緒にお店を運営する増田さんのお姉さんが調理を担当し、「何度食べても飽きない味」をテーマに、トーストやサンドウィッチ、ナポリタンなど “純喫茶好き” にはたまらないメニューを提供しています。
筆者が純喫茶を訪れた際に必ず注文する「クリームソーダ」も、しっかりラインナップされていました!
クリームソーダって、ビールと同じくらい “どんな場所で飲むか” が大事だと思うのは筆者だけでしょうか(笑)。もちろん、同店で飲むクリソーは最高でしたよ。
デザートの「コーヒーゼリー」は、先代から引き継いだレトロ可愛いグラスで提供されます。
深煎り豆のビターな味わいと甘さのバランスがちょうどよく、固すぎず口の中でとろける食感もGOOD♡
「カフェを持ちたかったわけでなく、このお店(空間)で働きたかったんです」と語る増田さん。
45年の歴史を継承しつつ、理想の空間の実現のためにアップデートされた新生『ぱるふあん』は、“日常に追われる人がひと息つくためのオアシス” として、今日も私たちを待ってくれています。
詳細情報
- 場所
- ぱるふあん
(神戸市長田区北町2丁目63)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 10:00~18:00
※しばらくの間は12:00オープン - 定休日
- 月曜日