神戸市内の商店街の中でもひときわ賑わいを見せる春日野道の大安亭市場。そのほど近くにある『咖喱と珈琲 ニュータンバ』で、暑さを吹き飛ばすカレーを味わってきました！

レトロな店構えがかわいらしい！

同店を営むご夫婦は神戸の人気カフェ「GREEN HOUSE」でお互いに勤務されていた縁で出会ったそう。その後は飲食店を開くにあたり元町の鉄板バル「clap」で経験を積み、2021年に同店の開業に至ります。

こだわりの珈琲とスイーツを提供するレトロな喫茶店を開こうと思っていたという店主の堀井さん。お昼の看板メニューにいいものはないかと考え、初めて作ったスパイスカレーがおいしかったことからメインメニューが決まったそう。

「ニュータンバ」という店名は同店で製菓を担当する店主の奥様の地元の「丹波」と、ちょっとレトロでかわいらしい響きにピンときた、という「ニュー」というフレーズが由来なのだとか。

開業する際にclapの店主が「この味ならいける！」と背中を押してくれたというスパイスカレー。現在は改良を重ねた定番の「ニュータンバキーマ」「発酵バターでつくる 香辛バターチキンカレー」に加え、週替わりの「気まぐれカレー」「超気まぐれカレー」「ルーロー飯」など、バラエティ豊富。

以前は全く違う内装だったというこちらの店舗をレトロな喫茶店風に改装。インテリアの一部は以前の店主から譲り受けたものもあり、まるで以前からこのような内観だったかのようなリアルさ！

この日は「ニュータンバキーマ」と「気まぐれカレー」のあいがけをいただきました！

「定番キーマ×気まぐれカレー」1,000円（税込）

「ニュータンバキーマ」は大安亭市場のお肉屋さんから仕入れる牛豚あらびきミンチを使用。にんじん、りんご、セロリ、トマトに加え大量の淡路産の玉ねぎ、12種類のスパイスが入っており、口に含んだ瞬間濃厚な旨味と香りが広がります。

かつおと昆布、鶏ガラをスープに使用することで味に深みが生まれ、ご飯との相性も言うことなし！匙が止まらないおいしさです。

この日の気まぐれカレーは今回初登場という「夏野菜で作るグリーンカレー」。やわらかなチキンとなす、赤ピーマン、バジル、玉ねぎといった夏野菜の旨味がたっぷり溶け込んでいます。香味野菜が爽やかさを与え、マイルドな味わいに思わず唸ってしまいました。その週によって全く異なる味わいの気まぐれカレーが提供されるので、ぜひお店のInstagramをチェックしてみて。

付け合わせの自家製の福神漬けなどの副菜は途中で箸休め的に食べるもよし、がっつり混ぜていただくもよし！

おいしい珈琲とスイーツが食べられるのも同店の魅力のひとつ。

「珈琲」400円（税込）※スイーツとセットの場合は300円（税込）

一杯一杯ハンドドリップで淹れられる珈琲はカレーにも合うようにとスモーキーなブレンド。深煎りながらもするっと飲みやすく、優しい口当たりです。

「ニュープリン」450円（税込）

奥様が作る定番人気スイーツ「ニュープリン」はお店の雰囲気に合わせてクラシカルな装い。すこし固めでなめらかな口当たり、リッチなおいしさは喫茶店でいただくそれとは一線を画します！カレーを食べた後の口を優しく包み込んでくれますよ。

以前この場所で営業されていた喫茶店「トップ」の写真。お店ができるまでのストーリーを感じられるのもほっこりポイントですね！

いつまでもゆっくりと過ごしたくなる落ち着いた店内はまさにレトロ喫茶そのもの。スパイスカレーでエネルギーチャージしたいときはもちろん、ほっと一息つきたいときにもオススメのスポットです。