先ごろ開業1周年を迎えた淡路市のアクアイグニス淡路島に、ベーカリー＆カフェ『マリアージュ ドゥ ファリーヌ 淡路島』が、7月22日に新オープン。記者はオープン前の内覧会にお邪魔してきました。

広々とした店内　大きく開いた窓からは高い空と広い海が見えます

淡路島国営明石海峡公園の東側に、海沿いに連なる複合型天然温泉リゾート施設『アクアイグニス淡路島』。同店は、その露天水着温泉「伊弉冉の湯湯」に隣接しています。店内に入って真っ先に驚くのは、窓から見える風景です。

お店に入ってすぐ左側のテーブル席からは露天温泉が見えます　その向こうには広い海が！

大阪湾を一望できるカウンター席　ときおり漁船が通ります

店内のイートインスペースは水着温泉側に窓の開いたテーブル席、大阪湾を一望できるカウンター席等、全部で62席。さらにテラス席も用意されており、お店のどこにいても広い空と海の絶景が見晴らせます。

常時約70種類のパン類が並ぶ店内　どれを食べようか真剣に悩んでしまうこと請け合い

さらに驚いたのが、店内に並んだパンの種類の多さ！ハード系の惣菜パンやデニッシュ、食パン類等が、ずらりと棚に並びます。その種類数は、なんと70種類以上とのこと。

お店の統括責任者・中西智彦シェフ 数々の大会で受賞経験を持ちます

同店の統括責任者である中西智彦さんは、2020年にパンの世界大会「シゲップインターナショナルベーカリーカップ」に日本代表として出場し世界3位に入賞するなど、数々の受賞経験を持つ実力派シェフ。

食パン類も充実 見た目が可愛い「淡路島牛乳の紅白食パン」360円（税込）のピンク色の部分はいちご味です

店名の「マリアージュ ドゥ ファリーヌ」とは、フランス語で「粉の結婚」の意味。その名のとおり、同店では国産小麦にこだわり、複数の種類の粉を合わせることで、それぞれの持つ旨みや深みを引き出すことを大切にしているそうです。

淡路島の店舗では、玉ねぎや淡路島牛乳、塩など島独特の素材を取り入れ、季節感も大切にしながら、地元の人にも観光客にも喜ばれるラインアップにして行きたいと、中西シェフは話します。

ピーカンお天気の中絶景を見晴らしながら食べるパンは最高！

お待ちかねの試食！輝く海が見えるカウンター席で頂きます。同店では、コーヒーやスムージーなどのドリンク類も充実。かき氷も頂けます。

「淡路産玉ねぎ入り自家製カレーパン」335円（税込み）（写真提供：マリアージュ ドゥ ファリーヌ 淡路島）

まずは淡路島店イチ押しの「淡路産玉ねぎ入り自家製カレーパン」。カリッとした表面にもちもちとした食感の甘いパンは、意外とあっさり。淡路島産の玉ねぎの甘みとビーフの風味がしっかり滲みたマイルドなカレーが、全体の味を華やかに引き立てます。

「淡路島産玉ねぎ入りコロッケサンド」407円（税込）（写真提供：マリアージュ ドゥ ファリーヌ 淡路島）

「淡路島産玉ねぎ入りコロッケサンド」は、白く柔らかいパンの間にシャキシャキレタスと一緒に挟まれた玉ねぎ風味のコロッケが何ともクリーミー！ボリュームある1品なのに軽い食感で、ペロっと平らげてしまいました。

他にも生地に刻んだオリーブや大きなトマトが焼き込まれた「トマト＆オリーブ＆チーズのリュスティック」や、香ばしいフライドオニオンとクリームチーズがもっちり食感のパンによく合う「フライドオニオン＆チーズ」など、どれも丁寧な『技』が効いたパンばかりでした。

  複合型天然温泉リゾート施設『アクアイグニス』の一角に新たにオープンした「マリアージュ ドゥ ファリーヌ 淡路島」

開業1周年を過ぎて「今後は地域の人にもなじみ易い場所にしたい」という想いを持つ同施設。次に訪れるときは「お風呂を堪能してから、たくさんパンをゲットして帰るぞぉ」と、記者は意気込んでいます。

※表示したパンの価格は店内で飲食した場合の税率を含みます。