神戸市垂水区の『五色塚古墳』は、その圧倒的な存在感から「パワースポット」として県内外から多くの人が訪れるほか、最近ではアニメーションの製作が行われるなど人気を集めています。今回は最高の天気の中、パワーを授かりに行ってきましたよ～！

場所は山陽電鉄「霞ヶ丘」駅から徒歩5分。車窓から見えてくる「大きな山のような物体」こそ、五色塚古墳なのです。

見学は無料ですが、事務所での手続きが必要です。中では五色塚古墳の歴史や出土品を紹介。垂水には五色塚古墳以外にも遺跡があり、そこでの出土品も展示されています。

同古墳は県下最大の前方後円墳。1965年から10年の歳月をかけ、発掘調査と復元整備が行われました。海を見下ろす場所にあることやその規模感から、この土地を支配していた豪族が葬られているといった説が有力視されています。

美しい緑色の芝と青空が美しく、タイムスリップしたような気持ちに。上からの美しい景色を見るべく、階段を上がっていきますよ！

なだらかな山のように見える部分は、石がぎっしりと敷き詰められて出来ています。「葺石（ふきいし）」と呼ばれるもので、1つ1つ丁寧に作られているのが分かります。

古墳の前方部に上ってきました！空がと～っても近い！広い！そして青い！いいお天気に恵まれて、最高の気分です。

JRの列車とその向こうに見えるのは、現在一時閉館中の「マリンピア神戸」！解体工事を行っているということですが、本当に何もない様子が分かります。上から見てこそ、わかる景色ですよね！

ここまででも十分美しい景色を堪能できるんですが…満足するのはまだ早いです。「後円部」はさらに高いので、美しい景色が見下ろせるはず！

階段を上り切り、後ろを振り返ると…。そこに広がっていたのは、淡路島まで見通せる絶景。地球の丸さを感じるような圧巻の展望に、思わず「きれい～！」とつぶやいてしまいました。

丸い形に沿って置かれているのは埴輪のレプリカ。もともとは2,200本ほど並んでいましたが、現在は450本ほどが復元されています。

埴輪は形や大きさも様々。あえて埴輪を構図に入れて写真を撮れば、ひとたび古墳を感じる（？）写真になっておすすめですよ！

ま～るい形の後円部は、見下ろす場所によって街の雰囲気が違って見えます。明石海峡大橋を眺めるのはもちろん、神戸の街をじっくり見るとつい時間を忘れてしまいます。

ふと明石の街側を見下ろすと、隣にも「小さな緑の山」があることに気づきました。

実はこちらも「小壺古墳」と呼ばれる史跡。五色塚古墳とは違った緑一色の見た目が特徴的なので、ぜひこちらの古墳も見学してみてくださいね。

本当にパワーをもらえたような気持ちになること間違いなし！空が青い夏の時期、とってもおすすめです！