地元の人と作り上げる「素敵な店」の正体とは?
「素敵な人」だけが来店するポップでかわいい『cafe N』 神戸市東灘区
ある日、インスタグラムで「素敵な人だけが来店する店」と書かれたお店を発見。今年5月末にオープンしたばかりのカフェなのですが、どんなお店なのか気になり、伺ってきました。神戸市東灘区の『cafe N(カフェ エヌ)』です。
お店はJR「摂津本山」駅から南へ徒歩8分。住宅街の中、ひときわ目立つ緑の外観が目印です。
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緑や赤のお店は、オーナーの西村さんが「師走のわいわいとした雰囲気が好き」という理由からデザインしたそう。ポップで可愛らしい色合いが目を引き、「何のお店か気になった」という近隣の方がよく訪れるんだとか。
テイクアウトだけのお店ですが、アイスやシェイク、コーヒーなど提供している商品は様々。アイスやシェイクは定番のものに加えてシーズンごとのフレーバーを販売していて、訪れるたびに違った味を楽しめるんだとか。
取材に伺った際のフレーバーは、常連さんからの人気が高い「紫芋」。アイスやシェイクとして食べるのもおいしいですが、今の時期特に人気が高いのはラテの上にアイスを乗せた、その名も「アイスラテの上に小さなアイスクリーム」!
見た目の可愛さはもちろん、飲み進めるうちにアイスが溶け、ラテに程よくアイスの味わいがプラスされます!紫芋とラテ、合います。これは色んなアイスを乗せて、その味わいの変化を試してみたくなる!
ふと店内を見るとこんな張り紙が。今年10月以降にお店で販売するメニューを、お客さんに決めてもらう投票なんだそう。オープンから2カ月あまりとは思えない数の投票がすでに入っています。
メニューはもちろん、中には作り方を詳細に記していくお客さんもいるんだとか!「店をオープンするときも、土地勘がない中で地元の人がいろんなことを教えてくれたんです」と西村さんは話します。
オーナーの西村さんは京都市出身。様々な仕事に携わってきた中の1つである「福祉」の世界において、「福祉に携わる人が素敵であれば、通所している人の日々はさらに豊かになるのでは」と感じたんだそう。その後「社会福祉士」の資格を取得した西村さんは、障がいのある人の「働き口」になることを目指してお店をオープンさせることになりました。
まだお店はオープンしたばかりなので、切り盛りしているのは西村さんのみ。今後は、特別支援学校や聴覚支援学校に通う学生の職業体験の場としても、お店を提供していきたいとのことです。
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「お客さんと素敵なお店を作り上げていきたい」と話す西村さん。障がいの有無や年齢、性別関係なく、いろんな人の笑顔が始まる場所になりそうです。
詳細情報
- 場所
- Cafe N
(神戸市東灘区甲南町2-5-3 1階)
GoogleMapsで探す - 時間
- 9:00~16:30(日によって変更の可能性あり)
- 定休日
- 不定休