阪神尼崎駅から南へ15分ほど歩いた先に、食品サンプル作りの体験ができるお店『ニナクル.terra』があるのをご存じですか？

青を基調とした壁面と大きなのぼりが立っているのが目印です。

左から寺山さん、東田さん

出迎えてくれたのは寺山さんと東田さんのお二人。どちらも大手食品サンプルのメーカーで30年以上働かれていた経歴の持ち主です。お二人とも今までは飲食店に商品を卸すのがメインでしたが、一般の人に食品サンプル作りを教えるイベントなどを通じて、こちらをメインに仕事を続けていきたいと独立を決意。

培ってきたノウハウを生かし、様々な食品サンプル作りが体験できる同店を2020年にオープンされました。

店内には多種多様な食品サンプルが飾られていました。どれも可愛く、今すぐ食べたくなるようなものばかり♪昔は食品サンプルといえば「蝋」が大半でしたが、今ではシリコンで作られています。1番小さいミニカップホイップやミニかき氷の場合、10分程度で作れるんだそう。

筆者もさっそくサンプル作りを体験させていただくことに。大半のお客さんはまずどれを作ろうか、サンプルの前で5分以上悩まれるのだとか（笑）。筆者も悩みに悩んで「イチゴパフェ」を作ることにしました。

まず、カップに透明のシリコンに赤の絵の具をいれ混ぜていきます。

次に、白のシリコンをいれ赤の絵の具と混ぜながらカップの縁に割りばしでこすりつけます。

それができればさらに白のシリコンでカップを埋めていきます。透明のストローの部分は、後で黄色のストロー型のペンをいれます。そこにシリコンが入ってしまわないように注意して作業します。

最後は白のシリコンをうずまきにホイップし、好きなフルーツを飾って出来上がり♪

イチゴパフェの完成

筆者が1番楽しかったのは、グラスの縁に絵の具をつけるところ。東田さんからの「本当のイチゴソースとバニラアイスが混ざっているかのように見せるのが、おいしそうなパフェに見えるコツ」というアドバイスのもと、真剣に取り組みました。おかげで自分でも納得のいくイチゴパフェが完成♡トッピングのフルーツは、寺山さんと東田さんの手作りです。

店内には完成品も販売しており、1番よく売れるのは生肉のキーホルダーだそう。肉のサシの入り方がリアルで今すぐ焼肉にして食べたくなります（笑）。

さらに、筆者がおもしろいと思ったのはイカのボールペンです。寺山さん曰く「めちゃくちゃ書きにくいで～」とのこと（苦笑）。でも、色合いや触り心地にこだわられていてイカ好きの人にはたまらない一品です。

同店は3日前から予約でき、予約優先制。夏休みの宿題や親子での思い出に『ニナクル.terra』で楽しい時間を過ごしてください♪