有馬で親子3世代が楽しめるのは「温泉」だけじゃない!
『有馬玩具博物館』を楽しむ3つのポイントを紹介 神戸市北区
海外のおもちゃがずらりと並ぶその様子に、ワクワクしてしまう「大人」が続出?!神戸市北区にある『有馬玩具博物館』の楽しみ方を、3つのポイントに分けてご紹介します!
同博物館は神戸電鉄「有馬温泉駅」から徒歩5分ほど。日帰り温泉「金の湯」の前にあります。温泉が有名な有馬の地に、なぜおもちゃの博物館が?と思った人も多いのではないでしょうか?その理由はまさに「温泉」にありました。
県内数ある観光地の中、ここ有馬に作られたのは「温泉は親子3世代で訪れる人が多いので、温泉以外にも3世代が揃って楽しめる場所を作りたい!」という思いからなんだとか。
約4,000点のおもちゃが飾られている同施設。さぁここからは、皆さんにも博物館を見るときの参考にしてほしい「博物館、こう見るべし!」なポイントを、スタッフの髙田さんに教わりながら堪能していきます。
ポイント①「最上階の6階から見て回るべし!」
施設は6階から4階までが、おもちゃの展示スペース。下の階になればなるほど「動き」を楽しめるものとなっているため、上の階から見ていくのがおすすめなんだとか。
6階には主にドイツで作られたものを展示。中でも「おもちゃの村」と呼ばれるドイツのエルツ地方・ザイフェンのおもちゃを、工房別に並べています。
ドイツを代表する工芸品「くるみ割り人形」も、大きさ・色合い共に様々。1つ1つが繊細で、遊ぶというよりは並べて飾りたくなります!これは大人がついつい見入ってしまうのもわかりますね。
ポイント②「階段で降りてみるべし!」
各階へはもちろんエレベーターで降りられるんですが…髙田さんのおすすめは階段!それには遊び心満載の秘密が。
小窓に、こんな風におもちゃが並べられているんです!細部にまで詰まったワクワクのこだわり、見逃せない!ほかの階の途中にもそれぞれおもちゃが飾られていますよ~。
5階には積み木やボードゲームなど、ヨーロッパ各地のおもちゃを展示。新しいメーカーのものから、今では廃盤になっているものまで年代・種類は様々。
こちらのぬいぐるみは実際に動物園に行って、作り手が表情や様子をスケッチして制作されているそう。実際の動物に近い手触りの材質を使用しているんだとか。日本ではあまりぬいぐるみとして販売されていない動物がいて、国や文化の違いを感じます。
ポイント③「スタッフのガイドを聞くべし!」
さぁ次はいよいよ4階!と思ったそのとき、髙田さんから突然の質問。「ぬいぐるみはどうして、無表情なものが多いか分かりますか?」
たったしかに…。なぜなのでしょうか。そういえば日本で人気のキャラクターも口がなかったり、無表情なものが多いかも。正解は…?
「悲しい時は慰めてくれているように、楽しい時は一緒に楽しんでいるように、ぬいぐるみの持ち主の感情や気持ちに寄りそう、という意味合いなんですよ」とのこと。知らなかった…。そんな意味合いがあったんですね。
4階にはイギリスのからくり人形などが展示されています。ちょっと怖いものが多いですが、「イギリスはブラックジョークが多いので、おもちゃだけど不気味なものも多いんです」とのこと。
いろんな説明を聞きながら見ていくとさらに文化の違いがはっきり分かり、面白さが倍増。今は決まったガイドの時間があるわけではないそうなのですが、スタッフさんが各フロアを巡回しているため、ぜひ声をかけておもちゃの説明を伺ってみてください。
スタッフさんと一緒に回ると、こんな特典も。特別なおもちゃを見せてくれるんです。
これは200年ほど前に時計職人によって製作がスタートした「シンギングバード」。オルゴールのようにねじを回すと、中の小さな鳥がくるくると回って鳴くんです!可愛すぎて記者、大興奮。録音機のない時代に作られたものなので、この土台の中に鳥の鳴き声がなる仕掛けが入っているんだとか。
世界のおもちゃを堪能できる博物館、いかがでしたか?今度行かれる際は3つのポイント、ぜひ実践してみてくださいね!受付の前には展示されているおもちゃが販売されているショップもあるので、最後に覗いてみてはいかがでしょうか?
詳細情報
- 場所
- 有馬玩具博物館
(神戸市北区有馬町797)
GoogleMapsで探す - 時間
- 10:00~17:00
- 料金
- 大人 800円
子ども 500円(3歳~小学生) - 備考
- 当日に限り、再入場可