あゝ、やっぱりこれが地元民が愛する赤穂の味!
『元祖播磨屋』の夏の風物、水まんじゅうを味わってきました 赤穂市
赤穂の銘菓と言えば「塩味饅頭」。今では数ある販売和菓子屋の中でも塩味饅頭はじまりのお店が『元祖 播磨屋』です。
1764創業の老舗で、かつて赤穂八幡宮前にあったお店は、現在赤穂駅から車で10分ほど走った先のしおみライン沿いに移転しています。
[ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
店内に入ると落ち着いた雰囲気の中、沢山のお菓子が出迎えてくれます。
まずはぐるりと美しく並べられた商品を見てまわるところから。
L字型のショーケースの内外にあるお菓子はどれもおいしそうで全国の百貨店でも販売されています。
店内にはベンチもあり、注文したお菓子の用意が出来るまでゆっくり待っていられる配慮が嬉しい。
今回は同店が毎年夏期に販売している「水まんじゅう」をいただきました。
見てください!この光沢のある美しさ!
味は左から抹茶・梅・白あん・黒あん・ゆずの5種類あり、お好みで1個から購入できます。
ぷるぷるとした食感の中の餡は、きめ細やかで上品な味わい。それぞれの味に特徴がありお気に入りを見つけるのもお楽しみのひとつ。夏が来ると待ってました♪と必ず食べたくなる同店の風物です。
夏の出し物に喜ばれる水まんじゅう、冷蔵で5日間、冷凍保存も可能(解凍時は自然解凍)、クール便にも対応しています。
続いて、同店の看板メニューである「塩味饅頭」をいただきました。白砂糖と寒梅粉で餡子を包んだもので、こし餡に赤穂の塩を加えて甘さを抑えた独特の味が特徴です。この塩味が良いアクセントになっていて、あったかいお茶と合わせてまったりしたくなるんですよね~。
一度食べたらクセになるおいしさなんですが、正直言葉では説明しづらい(笑)。未経験の方はぜひ一度食べてみてください!
塩味饅頭と肩を並べる看板メニューの「利久もなか」もオススメ。上品な塩味を感じる粒あんにはもちろん赤穂の塩を使用し、薄皮の最中の皮と相まって実に美味しいのです♪
実は筆者、地元なのですが赤穂銘菓の塩味饅頭も、ついでに言うなら最中自体もあまり得意ではありません。ところが「播磨屋」のこの2つはなぜか美味しい!と昔から食べられるのが美味しさの答えなのでしょうか。
焼き菓子も厳選された豊富な商品があり、個人的に好きなのは「サンキラ葉巻きむしまんじゅう」という昔懐かしいサンキラ葉で挟んだ、こし餡入り”蒸し饅頭”です。こちらはご予約必須で店頭販売のみだそうです。
[ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
同店では希望商品、希望価格により自由に詰め合わせをしてくれます。お気軽にご相談ください、とオーナーさん。
老舗を守るオーナーさんは現在7代目。長く続ける秘訣は「伝統の味を変えずに守りぬくこと、地元の人に寄り添い応えていくこと」だそう。
そのおいしさに何度も足を運んでくれるお客さんに支えられ、「地元の方はもちろん、観光の方もぜひお店に足を運んでもらい赤穂の味を味わっていただきたい、そしてもっと赤穂を知ってもらいたい」と語る姿勢が、脈々と続いてきた歴史を今後も守り続けていく同店。
赤穂のまちで今日も明るくあたたかい笑顔で応対してくれる、頼りになる確かな“老舗”なのです。