ヨドコウ迎賓館 「雛人形展」　芦屋市

　建築の巨匠として知られるアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが設計した「ヨドコウ迎賓館」（芦屋市山手町）で現在、「雛人形展」が開かれている。4月5日まで。

　ヨドコウ迎賓館（旧山邑家住宅）の建築主である八代目山邑（やまむら）太左衛門が長女の誕生を祝って京都の老舗「丸平大木人形店」に依頼し、明治33（1900）～34（1901）年の2年間をかけて納められた全33体が展示される。

　７体の雛人形を中心とした壇飾り雛一式のほか、花嫁姿の上臈（じょうろう）を含む5体の人形に、漆塗りの各種嫁入り道具を添えた人形群、花見の宴の模様を写した人形群がある。

　同館を管理する淀川製鋼所（大阪府）では、「これらの人形は当時の最高の技と素材を使って作られており、保存状態も極めて良好で、文化的にも非常に価値の高い作品だといえるだろう」としている。

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