楽曲に想いを乗せて!胸を熱くするパフォーマンス
~阪神甲子園球場100周年記念事業~「甲子園ブラスバンドフェスティバル2023」に行ってきました 西宮市
阪神甲子園球場では、2024年8月に迎える<阪神甲子園球場100周年記念事業>の一環として、6月11日に「甲子園ブラスバンドフェスティバル2023」が開催されました。“高校野球名物”吹奏楽部の演奏がひと足はやく楽しめる注目のイベントに行ってきましたよ! [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
参加したのは野球強豪校でもあり、高い演奏力にも定評がある関西各校や、コンクールやマーチングバンド全国大会の入賞常連校など全8校。アルプススタンドだけでなく、グラウンドの人工芝エリアでもパフォーマンスを披露してくれました。
同校出身のヤクルト・山田哲人選手の応援曲や「かっとばせ履正、履正、履正、お~~」と、目の前で試合が繰り広げられているような元気な掛け声とチアのダンスで盛り上げました
当日は朝から雨が降り続け開催が危ぶまれましたが、みんなの願いが届いたのか、昼前から雨は次第に弱まりました。開場となった正午過ぎのアルプススタンドでは本番に向けて念入りな音の調整を行う吹奏楽部の生徒たちの姿が。
プレートや掛け声などわかりやすく一緒に声を出して応援したくなる一体感を演出。何かが起こりそうな不穏な空気を醸し出す同校を代表する「あやしい曲」などの応援曲は全てオリジナルというのも珍しい
スタイリッシュな洋楽中心の演奏「Happy」でいきなり球場内の空気を変え、見ている人たちもノリノリに。体を左右に揺らしながらのチャンステーマ「Fireball」から、「今日の主役はどこですか?」「近江高校!」のコール&レスポンスが可愛くてキュン♡
出場するのは、コロナ禍の影響によりさまざまな制限が多い中で練習や努力を続けた学年が中心。この日のために一生懸命準備してきた生徒たちが今、その成果を見せようとしています。
しんと静まりかえった中、高校野球本番さながらメインビジョン下でのオープニングファンファーレで開会を告げ、全校合同で演奏する「大会行進曲」「栄冠は君に輝く」がアルプス席から鳴り響き、気持ちがぐんぐん高まります。
力強い太鼓音が響き、これなしでは語れない名曲「アフリカンシンフォニー」で球場内が一体感に包まれます。最後に来ました!「ジョックロック」でさらに応援団の力が入りました
試合開始のサイレンが鳴り響くなか、智辯学園和歌山高等学校からスタート、代表曲「ジョックロック」で場内を一気に盛り上げたほか、春のセンバツで高知高校の友情応援で参加、クオリティの高い演奏で観客を驚かせた四條畷学園高等学校、ファンファーレや入場行進曲演奏を担当する地元兵庫・尼崎市立尼崎高等学校など各校が次から次へと迫力のパフォーマンスを披露しました。
美しい衣装と共に現れたマーチング名門校の圧巻のパフォーマンスに「うぉ~~」と驚きの声が何度も。レディー・ガガの「ポーカーフェイス」「Born This Way」や、「英雄」の一糸乱れぬ動きと演奏はとにかくカッコよくて目が離せませんでした
「ハイサイおじさん」「さくらんぼ」「サウスポー」など保護者世代にもなじみが深い曲や、直前にプログラム追加したのは「六甲おろし」!盛り上げ上手な演出はこの日一番の球場内が一体になった手拍子だったかも
フィナーレは1塁側と3塁側に分かれて全校総勢約800名による野球応援の定番「アフリカンシンフォニー」、阪神甲子園球場100周年記念マンガコラボムービーのオリジナル楽曲「KOSHIEN FOREVER」を演奏。
最後は少し青空も見え、サイレンが鳴ると大きな拍手と共に試合は終了。この数年間のいろいろな想いを楽曲に乗せた生徒たちの懸命なパフォーマンスに胸が熱くなりました。
唯一関東エリアから参加したコンテスト、マーチングの名門校。勇ましい闘牛士の姿が目に浮かぶ「エスパニア・カーニ」や、スカパラの「Paradise Has NO BORDER」など観客を引きつける美爆音に会場の拍手が止みません
応援団の大きな声と共にスタート、智辯和歌山と共通の応援曲「ジョックロック」など演奏の違いを聴き比べられる貴重な体験。体を使ってジャンプする「ヒット(ファンファーレ)」が印象的でした
帰り道、生徒たちを乗せたバスが前を通りました。すべてを出し切って疲れた顔、満足そうな表情などがうかがえましたよ。
高校野球の魅力は何といっても熱い戦いと球場内との一体感!夏の大会では球児たちの活躍はもちろん、アルプス席で奮闘するブラバンの演奏の魅力にも是非触れてほしいですね。
詳細情報
- 開催場所
- 阪神甲子園球場
(西宮市甲子園町1-82)
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