お客さんの顔を見てからそばを切る!コシの強さが◎
武庫之荘のそば屋「soba cafe あたり屋」に行ってきました 尼崎市
関西に住んでいると、そばを食べる機会が少なくありませんか?食後にコーヒーが飲めて、普段使いができる『soba cafe あたり屋』(尼崎市)に行ってきました。今年1月にオープンし、有名な落語「時そば」に出てくるそば屋にちなんで名付けられました。
もともとは、飲食店とは無縁の仕事をしていた店主。仕事先の長野県松本市にある老舗店で、口にしたそばのおいしさに感動し、縁のあったそば屋で修行。はじめは自身が食卓で食べる程度に考えていたようですが、どんどんのめり込み、地元・尼崎でお店を開業しました。
ランチ・ディナーともに、先付けで登場する「そば焼き」。そば粉入りの生地を平たくのばし、こんがり焼き上げます。もちもち食感がやみつきになり、好みでぴりっと辛い唐辛子味噌とねぎに合わせてどうぞ。子どもには、ふき味噌やあんこを添えて提供。
こちらは、暑い時期にぴったりの「冷やし月見とろろ」。単品かと思っていたら、小鉢や香の物、三色団子が付いてきてうれしい!
たまごは、あちこち養鶏場を見学したうえで、えさにこだわる知り合いの業者と取り引き。この鮮やかな黄色に、食欲が掻き立てられます。
山芋はあえて食感が残るように粗めに刻んでトッピング。すべての具材をよくかき混ぜて堪能するのがおすすめです。
平日は二八蕎麦(にはちそば)を提供。透明感のあるそばは、ボリュームたっぷりで喉ごしも抜群。するするといけてしまうのが特徴です。あっさりとしたダシに、山芋のクリーミーさと、たまごの甘みが相まって、あっという間に完食。
キャロットラペなど、野菜中心の小鉢を箸休めに食べたり、デザートには、かわいいサイズの三色団子も。プラス300円で食後のコーヒーを飲みながら、ほっと一息つくのもGOOD。
見事なまでに均等に切られたそばの秘密が気になり、店主に話を聞いてみました。同店では、吟味したそば粉を1日数回練り上げて、お客さんが来店してから製麺機にてカット。そのため、練りたての状態でテーブルへと運ばれ、もっちりとした強いコシを感じることができます。
約30種とラインナップがどんどん増えて、がっつり派には、自家製タレがたっぷりかかったソースかつ丼+さっぱりと食べられるおろしそばが付いた「越前セット」(1,600円)がおすすめ。
また、土・日曜、祝日は「十割そば」(900円)を提供しています。こちらも製麺機でカットするため、そばが切れにくいのもポイント。
カフェ風の明るい空間のなかに、ちょっぴりレトロなスピーカーが飾られ、ジャズが響き渡っています。猫好きのスタッフが集めたほっこりする置物や、思わず利用したくなるほどかわいいお手洗いも見逃せません。
清潔感あふれる店内で、20代から30代の女性同士やカップルの来店が多いそう。今後は、そば+ご飯+一品などが付いた満足度の高い1,000円ぽっきりメニューや、お酒に合う逸品も増やしていくそうなので楽しみですね。
詳細情報
- 店舗
- soba cafe あたり屋
(尼崎市武庫之荘東1-26-13)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 11:00~14:00、17:00~20:00
- 定休日
- 不定
- TEL
- 070-8512-5422