想像力と確かな技術が生み出す美しいスイーツ
『Pâtisserie Créer des liens(パティスリー クレデリアン)』に行ってきました 神戸市東灘区
住吉エリアにこの春オープンした『Pâtisserie Créer des liens(パティスリー クレデリアン)』は、華やかな生ケーキが魅力のスイーツ店。人通りの多い2号線沿いの店舗は外から様子を覗きに来る方もかなりいらっしゃいます。
店内は黒とゴールドが主体となった内装に、シャンデリアやゴールドの装飾品がラグジュアリーな雰囲気。足を踏み入れた瞬間、日常から離れて華やかな気分にさせてくれます。
正面のショーケースに並んだ生ケーキは、季節の商品2種を加えた15種類。午後に伺ったのですが、売り切れてしまっていたスイーツもいくつかありました。
「チョコと紅茶のムース」は洗練されたシンプルなキューブの形に、店名クレデリアンの“C”を象ったチョコレートのシーリングスタンプがあしらわれています。
フォークを入れるとサクっと音がするのは、凍らせたムースにチョコをスプレー掛けする“ピストレ”という手法を施しているからだそう。
そのままひと口いただくと、カカオ80%のチョコを使用したムースの中にアールグレイクリームが舌に溶けて華やかに香ります。
アールグレイは香り高いリッジウェイを使用しているそう。カシューナッツの楽しい食感も加わって、飽きさせない美味しさ。
甘さ控えめなのも嬉しいところです。砂糖を使わず、軽くていくらでも食べられるケーキを目指しているんだとか。
「フランボワーズムース」はヌージュレルージュを施した艶やかな赤が印象的なデザイン。金粉を散らしたホワイトチョコレートの蝶は、花の蜜を吸いに来たかのようです。
ふわふわのメレンゲで仕上げたフランボワーズムースの中に、甘酸っぱいフランボワーズソースと絶妙に甘さを添える練乳ソースがとてもいいバランス。ホワイトチョコと絡めたというフィアンティーヌがザクザクと楽しい食感でした。
誕生日や記念日用に、デコレーションケーキの予約注文もできます。写真を持ってきてオリジナルケーキを依頼される方もいたそうなのですが、店主の宮寺さんは、これもできる限り受けているそう。
これまでも新幹線やピアノを形作った誕生日ケーキや、プロポーズ用にバラの花を乗せたハート形のケーキをという依頼もあったんだとか!
宮寺さんは、静岡や石川県のホテルでパティシエをされていたそう。ウエディングケーキを作る際に施してきたチョコ細工やマジパン、チョコペンの技術がこういう時に生かせると言います。「頼まれたらなんでも作りますよ」と楽しそうに話していました。
次の新作にはあじさいゼリーとほうじ茶ロールがスタンバイ。またいずれクッキー缶を販売する計画もあるとのこと。こだわりの素材を使って柔軟な発想と確かな技術から生み出されるスイーツ、今後も楽しみです。
詳細情報
- 店舗
- Pâtisserie Créer des liens(パティスリー クレデリアン)
(神戸市東灘区甲南町5丁目2 ベルベデール甲南 1階 )
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 10:00~19:00
- 定休日
- 水曜日、第2・4火曜日
- TEL
- 078-803-8709
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