店主の丁寧な仕事が施された料理を味わえる店

寿町の『秋初月（あきはづき）』で絶品のお昼ごはんをいただきました　西宮市

フレンチ、中華、イタリアン…今やどこでも世界中の料理が食べられるようになりましたが、私たち日本人にとってやっぱりホッとするのは和食ですよね。

阪急夙川駅から8分ほど歩いたところにある「秋初月（あきはづき）」で、魚と野菜を中心とした和定食がお手頃価格で味わえると聞いて訪ねてきました。


13年前に夙川の地でオープンして以来、知る人ぞ知る和食の名店として地域の人たちを魅了しています。四季折々の食材を生かしたお料理は、店主の足立さんが毎朝市場へ足を運び、献立をその日に決めています。

寒い時は温かく、暑い時はさっぱりと気候に合わせた調理法や日本の伝統行事、年中行事など季節感を大切にしているとのこと。
品数に驚く「天刺定食」2,200円（税込）
いただいた「天刺定食」には4種類のお造り、海老と季節の野菜の天麩羅、炊き合わせ、小鉢、汁物、白飯、香物、デザートまで盛りだくさんの内容。
奥の席にはテーブルが二つ
毎日丁寧に引いた出汁と素材をそれぞれを違うお鍋で別々に煮る「炊き合わせ」だけでも何種類とあり、その手間ひまと繊細でやさしい味わいに「あぁ、日本人でよかった」と心から思わせてくれます。
一目で新鮮とわかるお造りや季節の野菜の天麩羅はサクサク
盛りつけや飾り切りのすべてが美しい
どのお料理にも細やかなあしらいがされ一つ一つの盛りつけが美しく、目で見て楽しい、味わって美味しい御膳となっていました。

プライベートを大切にパーテーションや扉なども
定食は夜も注文可能で、ほかにも焼き魚や煮魚定食など生魚以外のメニューも用意され、素材の持ち味を引き出した味つけに惚れ込み週3日で通う人もいるのだとか。
唎酒師でもある足立さんにお料理に合わせたお酒をすすめてもらうのもいいかも
日本料理と聞くと、作法もわからずなんだか堅苦しい…と、思われる人も多いかもしれません。食事だけの方も、料理とお酒を楽しみたい方も気にせず気楽に来て欲しい、という思いから価格はかなり良心的。

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とはいえ、料理の価値はお客様が決めるもの。「気持ちが嬉しくなるような日本ならではの一品を作るだけです」と、手間を惜しまず作られたその料理にはあたたかな心が伝わってくるようでした。

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