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明石にも縁の深い奈良時代の宮廷歌人を学ぶ

明石市立文化博物館 企画展「柿本人麿と明石 -歌・信仰・文化-」開催 明石市

5月24日より、『明石市立文化博物館』で企画展「柿本人麿と明石 -歌・信仰・文化-」が開催されます。7月2日まで。
貴重な資料と明石とのかかわりを紹介 貴重な資料と明石とのかかわりを紹介
企画展では奈良時代、宮廷歌人として活躍し、皇族をたたえる歌や死を悼む歌などのほか、明石に関する歌も残した柿本人麿(かきのもと の ひとまろ)に着目。1723年に「柿本人麿千年忌」が行われた際には、朝廷から明石と石見(島根県益田市高津)の「柿本神社」に「正一位柿本大明神」の神位と神号が授与され、いまも歌神として多くの信仰を集めています。
柿本人麿像(市指定文化財、月照寺所蔵) 柿本人麿像(市指定文化財、月照寺所蔵)

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海上波切船乗十一面観世音菩薩(人麿念持佛) 海上波切船乗十一面観世音菩薩(人麿念持佛)
企画展では「人麿千年忌」の際、天皇から柿本神社に奉納された重要文化財の和歌短籍や資料のほか、通常60年に1度の開扉となる月照寺の秘仏で、人麿念持仏といわれる「海上波切船乗十一面観世音菩薩」などが展示されます。
桜町天皇宸翰及一座短籍 (国重要文化財、月照寺所蔵) 桜町天皇宸翰及一座短籍 (国重要文化財、月照寺所蔵)
そのほか明石の地に人麿を祀る由来や、天皇、戦国武将、明石藩主、庶民など身分を問わず信仰が広まっていった記録を紹介します。明石ゆかりの作家による人麿画や人麿像のやきものなどもあり、明石の地、明石の人々との関わりを学ぶことができます。

また企画展に関する講演会も実施されます。事前申込制のため、詳しくはホームページをご覧ください。

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<記者のひとこと>
神社にも祀られるほど明石とも深いかかわりをもつ歌人ですが、明石の町でどんな思いを込めて歌を詠んだのか気になりますね!

詳細情報

開催期間
2023年5月24日(水)~2023年7月2日(日)
場所
明石市立文化博物館
(明石市上ノ丸2丁目13−1)
GoogleMapで探す
時間
9:30~17:30(入館は17:00まで)
観覧料
大人 200円 
大学・高校生 150円 
中学生以下 無料
休館日
月曜日
関連イベント
●講演会「明石と人麿」
6月3日(土) 13:30~15:00
講師 冷泉為人氏(冷泉家時雨亭文庫理事長)

●講演会「万葉時代の人麿と江戸時代の人麿ー各時代における人麿像ー」
6月10日(土) 13:30~15:00
講師 神道宗紀氏(帝塚山学院大学名誉教授)

※どちらも定員80人
※往復はがきかWebからの事前申込が必要(5月24日必着)
Web申込はこちら

Kiss PRESS編集部:横山

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