選んだ豆をすぐに焙煎!まさに珈琲のオーダーメイド
『COFFEE ROAST ONE’S(コーヒーローストワンズ)』に行ってきました 神戸市中央区
コーヒー好きがこぞって通うお店が元町にあると聞き、早速訪問。『COFFEE ROAST ONE’S(コーヒーローストワンズ)』は、オーダー焙煎珈琲豆の専門店。選んだ豆をその場で焙煎し、袋に詰めて販売してくれます。
コーヒーの香りが漂う店内に、ずらりと並ぶ生豆は圧巻。「サントスやマンデリンなどスタンダードなものから、COE(カップ・オブ・エクセレンス)入賞経験のある名門農園の豆など常時30種類ほど用意しています」と話してくれたのは市野恭子さん。オーナーでご主人の市野修さんは、奥でちょうど焙煎の作業中でした。
あまりコーヒーに詳しくない私のざっくりとした要望(甘めが好き、苦いのは無理、強い酸味も苦手)に対し、選んでくれたのはエチオピア産の「モカ イルガチェフェG1」。
説明書きには「柑橘系の上品な香りと紅茶のようなクリアな質感。深煎りはアイスや水出しコーヒーにもオススメ」とのこと。
焙煎は少し深めのシティローストに決定。自分だけのコーヒーが飲める!このオリジナリティに心をくすぐられます。
スコップですくった生豆をお店の奥にある熱風式オリジナル焙煎機に入れ、火をつけてスタート。ドラムシリンダーが回転を始め、しばらくすると強い焦がしの匂いとバチバチという豆のはじける音が。
およそ15分で焙煎は終了。ざるに取り出した豆は綺麗な焦げ茶色に変化し、速やかに冷却されます。
今回特別に、この焙煎したての豆をホットとアイスでいただくことに。
まず、ホット。しっかりと濃いめの色からは香ばしさに続き甘みと苦み、舌の上にはとろりとした感触を楽しめ、飲み口はすっきり。説明の“クリア”という言葉を思い出します。
次にアイス。こちらはよりわかりやすく酸味を感じられ、“柑橘”のイメージが強い。コーヒーなのにレモンティーのような味わいも。同じ豆なのにこんなにも変わるのが不思議で面白い。
ところで、こちらでは焙煎を待つ間に日替わりのコーヒーを一杯いただけるサービスがあり、この日は「ホンジュラス・エルプエンテ農園 セミアナエロビック」を。
コーヒーチェリーの収穫後、プラスチックバッグにいれて保管し、その後ゆっくり乾燥させるなど精製工程に手間をかけられたもので、カップを近づけると甘い香り、口にすれば酸味の心地よさを感じます。
少し浅めのハイローストは明るい色味で、ワインやグレープ、レーズンなど色々な味を含んだふくよかな美味しさに感動。
「うちのコーヒーを粉で買ったお客様が、次に豆で購入してくれて。聞けば自宅で豆を挽きたくてミルを用意したとのこと。美味しさが伝わった瞬間でとても嬉しかった」と話すオーナー夫妻。
筆者も粉を購入しましたが、その香りの強さは袋からも漂い、帰宅後封をあければリビング中に広がるほど。豆を挽きたくなる気持ちが俄然強まり、ミル購入に向けて目下リサーチ中です。
詳細情報
- 場所
- COFFEE ROAST ONE’S
(神戸市中央区元町通5-4-8)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 11:00~19:00(L.O.18:30)
- 定休日
- 水曜・木曜日
- TEL
- 078-381-5581